A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

4689

f:id:A2laboratory:20230225192410j:image

またサイドコンタクトの球を見つけて有るだけ全部買った。

でも3本だからステレオppにはならないのが困りどころ。

f:id:A2laboratory:20230225193016j:image

4689は6L6相当との事でプレートを見てみると確かに大きい。

データシートを見るとAB1で30W弱出せるから、確かに6L6相当らしい。

UY-807よりも低コストで少し上が見込めるかな。

AB2で440Vも印加しているデンオンの807ppは、定格30Wになっているけれども、165Ω負荷に対してだから、マッチングを介して8Ωであると、600W…それは有り得ないが50Wは出るだろうな。

 

f:id:A2laboratory:20230227000331j:image

シングルで実験してみるとRkだけでは、ハムとノイズが出る上、sgをBに直接繋ぐと80mA以上電流が流れて危険な具合。(整流管が完全に立ち上がる前にどんどん流れて、バリバリと音が出て危険そうだったからTurn Off)

2.5k-7kタップでsgとpへ入れると落ち着き、Ep250、Eg-15、Ik33mAだったが、ハムと偶に出るガサ音は相変わらず。

これはH-Kショートもしくは交流ショート、Ck 0.1μFを入れる事で止まる事が分かった。

H-K耐圧は50Vと低く、6L6よりもナイーブ。

H-Kを同電位にしておいた方が良さそうだが、ショートし易い可能性も十分考えられるから、直は無理そう(ノイズが出そう)だから、Rgの様に緩衝を考えなくてはならないだろう。

 

sgは発振の気があるのか、それとも管の周りのカソード電位の帯アースがテレチューブ、CRTの様にコンデンサの役目をしているのか、不思議とsgをオープンにしてもIpが流れ続け、音も出る。

次第にIpは減ってくるのであるが、1分程は大きい音で鳴り続けるから不思議で、2.5kタップへ入れると、NFが掛かるから、音は小さくなるし、高域の派手さが少し抑えられて、暗くもなるが普通一般には、切り離した直後に音が小さくなり、Ipも流れ難くなるのが一般である。まさかIpが増えたり、同じ状態を持続するなんて事は考えられない。

そんなで、sgの端子へ触っても僅かにブーとハムが出るから、普通のゲインの低いsgと変わりない様子。

変わった球というのか、少し壊れ気味(?)なのか。

電子が久しぶりで迷っているのが多いとでも言うのであろうか。

OS51も不可思議なショート(?)が起きたから、久しぶりというのは何か起こしても不思議でない様である。今は何でもなかったかの様に問題ない。

 

 

EL5が4689と電氣的特性は同じだそうだから、管球デザインは違うが、1本出ていたから買ってみたから、これでppに出来る。