A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

球変更

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6WC5の代わりに6SA7を使おうと、特性を見てみると、μ200程あり、100mVの入力で20V得られている。

反転、非反転で都合が良いのであるが、問題が見えてきた。

6WC5では、400mVも入れると歪んだが、6SA7は200mVも入れられない。

815をフルスイングさせるには、60Vの信号が必要であるが、初段で60Vに達する前に歪みが来てしまうと、最大出力が不能である。

3極使いに変更、2段にするかも考えたが、3極使いではμ10、やはりこれも入力最大は変化せず。

さて困ったぞ。

12AX7で1段、P-K分割でも60Vは得られるが、まぁ普通で面白くない。

出来れば、変わりダマでやりたい。

また暫し考え直す....

 

 

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6WC5も6SA7も、定電流特性の表記はないから、恐らくその様な動作はしないと思われるが、やってみない事には結果は分からないから、やってみる事にした。

結果的には、プレートは幾ら印加しても、電流は流れず、g2-4、g3が主に電流が流れ、その特性は電圧と共に右肩上がりだから、定電流特性は示さず、ペントードの定電流特性の様にはならず。

g5はカソードへ内部結線してあるが、できればg5にもバイアスを印加してみたい次第であるが...

7極周波数変換管には定電流特性はなく、入力100mV以内で20V以内にドライブできる球との組み合わせが似合う。

フォノイコライザの初段に、マイクロホニックが少なければ、使えそうな雰囲気がある。