D101電源の改良。
完全にDC点火にする事で、mcのローレベルカートリッジも難なく使える。
増幅器自体のS/Nが良くなると、やはり電源も改善してやらないと増幅器の良さが発揮出来ず仕舞いで勿体ない。
それと先日、お客さんがお越しになった時に、小さいから、これも117n7シリーズと同じく廉価版なのかと問われたのだが、ローエンド版ではないのです(^^;;
他と比べると安いっちゃ安いけど、それは大手と違って利益マージンを大きく取っていないから(^^;;
幅広く、ビンボー学生にも手が出せる、少しでも良い物を、という考えで、幾分安くしています。
仲介業者も居ないし。
ただ、使用シャーシが同じだと、同等に見えてしまうのが欠点だったかな...(; ^ω^)
外見ではコスト抑えているかどうかが分からないし、自作した事がある人じゃないと、なかなか理解してもらい難い内容ではあるのかなとは思ったり。致し方無い事だけど。
自分がビンボー学生の時はJunk屋でしかオーヂオ類は買った事が無かったし、専らステレオで聞ける様な状態になったのは、多分高学年になって位じゃないかな。其れ迄はモノーラルでしか余裕が無くて組めなかったし(笑)
ステレオになったと言っても、左右バラバラで、寄せ集めの構成だったから、凄いアンバランスだった覚えが。
でも蓄音器とかポータブルのオープンデッキよりかは良い音だった気がするが...同じ程度だったかもw 忘れたw
会社に勤めてからは中古屋でスピーカー買ったり、プレーヤー買ったり、一流メーカーのを揃えられる様になったけど、メーカーの作る安い物っていうのは、やっぱりソレナリの代物で、多分原価はかなり安く仕上がっているのだと考えられるし、中途半端な価格帯の代物も、あまりお勧め出来ない。
添加物が若干増えて高くなっていても、基本が安物だと同じ程度。
ここは絶対、抑えなきゃダメだな、左右するなっていう部分は、力を入れておかないと、根無し草になる可能性は高い。
かと言って、高い物は良い物かと問われると、困るもので...
確かに良い素材を使って構成しているのであろうが、ある程度の所を超えると、聞き分けは付かないのではなかろうかと考える。
それと、良い部品も然る事乍ら、回路をもっと凝ると良いと思われ。
昨今は基板に手を加えずとも、回路が変わる時代だから、高級とか一流品という昔ながらの概念は無いのかも知れないが。
球アンプの10万円台の物は、どれも同じ質と考えられる。
というのも、部品が大抵その価格帯だと、似たり寄ったりで、1つ良い物を乗せても、他に資金のシワ寄せが来て、安いのを使ったりすると、結局良い物を選んだ意味というのが、あまり無い様な気がしてならない。
電源をケチったり、OPTをケチったりするなら、5:5になる様に配分した方がバランスは良い様に思われる。
例えば、電源トランスが乗って、合計3個使っている物で、3万円代の物があったとして、電源トランスを省いて2個のトランスで同じ価格だとすれば、質的にはトランスが1つ少ない方が、その分後の2つの質を上げられるから、結果的には質の良さで言えば、少なくて高い方が、良質である。
質を変えずに省くのであれば、1つ分の値段が下がるだけであろう。
単発モノーラルの1台で20万円代になると、トランスが質の良い余裕のある物が電源共に乗っかるだろうから、出力的にも満足が行くだろうし、回路設計が良ければ、上等の質であろう。
これ以上は多分デザイン料と材質の価格で、音の良し悪しよりも、ミテクレの問題になってくるだろう。
ケーブルやハンダでも音が変わってくるが、そこまで手を広げると、収拾がつかなくなるから、ある程度で満足しないと、この世界はキリが無い…(; ^ω^)
誂え用の1台が完成形に。
mcも其の儘鳴るというハイゲインなアンプ。
ノイズの面でmcレベルを球で行おうとすると、どうにもS/Nが悪くなる。
更にシールズレスで凄いバランスの構成。
球を触ったり手を近付けるとハムは寄るが、手を近付けないとハムレスになる。
これはちょっと真似が難しい事と思われ、自作された事がある方ならば分かる事であろう。
色々なディスクで試聴。
自分の耳を頼りにカーブを調整するというのも、また今となっては斬新な気がする。
半世紀の昔の回路構成であるが。
話は変わって、少々頭の痛い話...
毎度お馴染みの大阪の部品屋に注文を入れたのだが、納入迄1ヶ月待ち....
エェー(ーー;)
昨今、問屋が潰れて大変だっていう話題もあったが、こりゃ困った。
問屋が無いから、多分工場直なんだろうけど、どうしよう....
少し高くてもアキバで似たのを調達するか....
注文量も多いし、金額も結構行ってるから、今月1台はとにかく作って売らんと運転資金が更にマイナス食らうっていう(ーー;)
上手く回らず.....