A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/06/16

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音楽を聴く上で、出力は何Wあれば、普通使いで事足りるのであろうか。

実際に見てみる事とした。

使用のスピーカーは、モダンショート MS737。

Mid/HighにDecca London Ribbonと、LowにKEF/B200を2発収めたモデルで、能率は90dB/Wある。

割りかし音が小さくても、低域が豊かに鳴る。

Lowはプッシュプルではなく、同位相であるので、約16インチ相当と言えるのだろうか。

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音が鳴っている平均で2Vあるので、8Ω計算で0.5W平均になる。

ピークの平均が3Vあるから、1.2W弱

瞬時ピークで4Vちょっとあり、2Wになる。

 

厳密には、シリースに無指向性のスピーカー1本を含ませているから、90dBを超えていると思われるが、シリースに入れると相互のレベルが下がるから、1本の時とそんなに大差無いと思われ。

ステレオだと、0.5W+0.5Wとなるから、1W出ている事になり、大凡90dB程で鳴っている事になる。

部屋の外は無論、下の階でも鳴っているのが分かる程の音量である。

特に低域はコンクリを伝って響く様。

3Wへは約5Vであるが、これに届く様子はない。

爆音で楽しみたいという時はまた別として(笑)

要するに一般であれば、3Wもあれば、十分実用的なもので、使用に耐える事が分かる。

最も、能率の良いスピーカーを使用すれば、1Wもあれば十分という結果にもなるが、今時そんな高効率でHiFiなユニットを探すのが難しい事と思う。

尚3dB違うと倍の音量になる。

 

 

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レベルの高いカッティング盤を除いて、直置きなのでハウリングが起き易く、音量は控えているが、ハウリングする程の音で聞くと言うのもまたノイズ検査の様にも思える。

程々というのが良い、時と場合がある。