A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/06/15

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咥えパイプで作業をしていたら、落下させてしまった。

ピーターソン システムの独自のマウスピースがどうも慣れが来ない様で、下向きは安定が良いが、上を向いた時の体勢がキツイ。

多分、前歯で支えているスタイルが良いのだと思う。

自分は横で噛むスタイルが好きなのだが、歯の形状が合わないのかやはりピーターソンのこのマウスピースは落ち易い。

更にボウルが重い&サイレンサが付いているから余計に重いという...

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ただ落下させたらまだしも、サイレンサを開放の時に落下させてしまった。

要は折れてしまったのである。

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銀製との事だが、折れた断面を見ると少し黄色っぽく、真鍮っぽい様な色合い。

銀無垢ではなく、蝶番の部分は補強に真鍮が入っているのだろうか。

断面とその周りを少しペーパーを掛けて、ハンダを予備に流し回して、接合とした。

強度は弱いであろうが、元々1mmも無い位の部分で繋がっているだけだから、かなり脆いであろう。

懐中時計のハンターケースのも、良く蝶番との部分が修繕されているのを見たことがある。

何でも、物には寿命があるから致し方ない...と思うしかないか。

不注意で寿命を早くさせてしまったという言い方もあるが(ーー;)

どちらにせよ、使わなくても劣化は進むから、遅かれ早かれ、どの道....。

 

ただ、この修繕方なら、また折れてもハンダ付けして対応出来るから、半永久的(?)な気もする。

折ってはしまったが、それをまた修繕する技術もまた持っていれば、ダメになった訳じゃあないという事。

イギリスっぽい考え方だけど、良い事と思う。

如何に自分の物にするか。