A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

FU-50/GU-50

f:id:A2laboratory:20190510214837j:image

これは北京のFU-50ですが、何セットかで幾分安く入手出来たので買い集めておいた球。

数買えば安くなるのはどの商売も同じかな(; ^ω^)

ただし、ヒーター断線した不良も混じっていて、デットストックと言えども不良に出会す事が多いので、決して安くないのだが(; ^ω^)

 

f:id:A2laboratory:20190510214817j:plain

またパラプッシュにしても良いくらい数はあるのだが、シャーシにトランスを入れるスペースを考えると、パラには場所を食い過ぎてしまうので普通にステレオのプッシュにした。

ソケットが特殊で、下に20mmか潜っているから、内部のシャーシとの間を考えても、150mm程しかないから、トランスを注文する時に気をつける事とする。

推測では、横型で巻いて貰えば、120mmには収まるだろう容量と思われ。

OPTも入るが、これは50Wとしても、100mmか、それ程だから問題ない。

 

今回はちょっと特殊なシャーシを用いたから、久しぶりにVUメーターを装飾程度に付ける事として、メーターアンプ用に、12AX7と12BH7を使う事とした。

飾り程度のVUメーターとしても、結構贅沢な回路構成だ(#^.^#)

もっとも、12AX7を使うなら、6AV6を使って圧縮を掛けた方が、より高精度なVUメーターに出来る。

生憎、6AV6や6AT6は使い果たして手元にないので、それは今度にする。

 

さて、このFU50、面白いソケットなもので、上が蓋になっている。

蓋を開けて、ツマミを球に回しつけたら、其の儘引っこ抜き、交換する。

ユニット式というのかな、かなり斬新なデザインである。

Pdは40Wで、Epは1kV耐える様。

807と似た様な感じと推測。

PPで20W、AB2動作させれば、40Wは絞り出せるのでなかろうか。
f:id:A2laboratory:20190510214847j:image
今回もまた、有り余った13EM7を使った初段、ディバイド、ドライブである。

まぁ結構使ったもので、かなり減って来たから、今後はどうするか、片隅において考えておくこととしよう。

MT管でも、似た様な3極 複合管は2種類かあるから、これが安いかどうかもチェックしておく事とする。

とにかく、安くて大量に使われずに放置されている様な、見向きもされない残念な球で作るのが目的(?)である。

大概その類の球は、テレビ球が殆どで、マニアはこーいうのには手を出さないから、安い場合が多い。

音が悪いかどうかなんて、作ってみなけりゃ分からんし。

そもそも自分は所謂、音が悪い球というのが良く分からない。

”どこのメーカーの球はやっぱり音悪かったわー”等の会話を耳にする事があるが、自分はキッパリ、そうは思ったことないとズバリと割裂いてしまうから、マニアとは話が合わんw

何を持って良否区別がつくのかも分からないし、とにかく作って聞いてみての感想が重要であろう。

そんな良いシステムで聞いているワケじゃないが、納得行く物ができれば、それで良いと思っている次第。
要は、球を変えて音が俄然変わるなんてないのではないだろうか。
エミゲン球挿して、音が小さくなった!歪みが少なくなった!ノイズが出る様になった! という事とはまた別。
 
はてさて、シャーシは加工したが、回路が実は仕上がっていなくて(笑)こんな感じで〜 と、そんな感じに進めてしまったので、合わせる感じで回路構成を考える事とする。
本当は逆だが、まぁそういうこともあるw
尚、今気づいたが、整流管を乗せるスペースを作っていなかったので、今回はシリコンダイオードで整流する事とする予定。