オーダーアンプの続編。
30W位しか無歪みで得られない原因が判明。
NFBがPFBになっていた(^^;;
ポジティブに、正帰還していたのだが、ギリギリ発振迄行かない所で止まっていた。
カソード抵抗が小さいから、帰還を多目に戻しても、負荷が大きく発振に迄至らなかったのではないかと。
VRに変更し、戻し量を多くしたら、接近したプレート安定抵抗からアークが発生。
オシロで確認しても、繋ぐと大きく信号が膨れる。
各プレートに入ってる線を逆さにして解決。
最大出力が50W迄上がってきたが、クリップ前に波形が歪むから、原因を探りつつ改良を。
変更点
初段のカソード抵抗を1.5kから7.5kにした。
1.5kの時、1.2V程のバイアスであったが、7.5kにして2.8V程に。
この方が波形の上下のクリップが始まる位置が同じになる事や、増幅率が下がったが、高周波特性が良くなったのでこれにて。
6L6のカソード抵抗も変更してみたが、66W出た所で初段がクリップが始まってしまい限界だった。
初段を変えてもっとスイングする様にすれば、まだ出力が上がりそうな気もするが、P.Tの電圧を低く巻いてもらったのが一番の失敗。
電圧xルート2x0.8か0.85位が得られるんじゃないかと予想していたのだが、実際は0.75と言った所。(表記通り)
整流管を使ったが、2本にすれば電流取れる様になるだろうが、1本で済ませたから、電圧降下が更に目立っている事と考えられる。
ラグをユニット式に組んでおいたから、とても片付いている。
またハムやノイズが非常に少なく済んでいるから、コンパクトにまとめた方が良いのかも知れない。
ケミコンはブロック2本の4つだけの使用だが、十分ACハムは取れている。
ふと思い立って、デンオンのアンプのBを覗いてみると、450V-550V 350mAもあった。
流石に550Vで使うと、オイルコンのWVも超えるから危険であるが、450Vであれば、電源電圧を110V選択で、9%落として使えば、380V位にはなるだろう。
それでも、350V以上はあるから大出力時には確実にスイング出来るであろう。
次は330V出しで頼もう...
ゲジゲジ ユニット(笑)
量産系の作り方。
間違え無くて、確実に仕上がる気がする。
1台目と大差無く組める。写真は2台目。
2台目上がり。
下にボンネットを掛けて置いてあるのが1台目。
切り屑を振り落として通電してみると、問題なく動作。
やはり組み立て効率が良い。
後2台。