A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/04/01

頼まれたアンプ4台を組み立てるが、まずは1台作って検証。

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大方組み完。

線が幾つかブラブラしているのは、シャーシアースに落とすかバイアスを加えるか、他にはNFBを一瞬触って、発振しないか確かめる為。

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ボルトスライダーがあった方が何かと良いなと、売り払ってから思う事が暫しあったから、小さいので良いから安い中古を買っておいたので、それでチェック。

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どうも電流が思った以上に流れて、300mAを超えている。

何だろうかと回路を見返したら、6L6のグリッドリークを忘れていた。

これにて少し電流の流れは落ち着いたが、それでも300mA弱は流れる。

 

P.Tは両タップで280V出してもらって、大体整流すれば、ボケ始めた5U4でも310V、元気良ければ340V位には上がるかと思っていたのだが、290Vだった。

電流の想定とドッコイに流れるから、定格近くになっている意味だが。

 

とりあえず、カソード抵抗を大きくしてバイアスを減らして電流を減らしてみたが、出力には大きく変化なし。

現状で8Ω 30Wが無歪み。

 

波形が変形するのは出力段だけで、初段とドライバ段はまだ余裕に信号に対してスイングしたから、NFBの負帰還抵抗をVRに変えてどんな具合か見ようか検討。

結構多目に戻しているのと、クロス歪みなのか、クリップ前に波形が中腹から痩せる歪み方をする。

高い目の信号を入れると、波形の上部分がモヂるから、回転しているのかも知れない。

 

初段がフルスイングする範囲をカバーしていれば、出力段はそれ以上の電流流して使う必要もなかろう。

 

にしても、P.Tの電圧設定には失敗したなぁ。

だったら電圧高い位の方が良かったな(^^;;