A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

栄計舎

3月に預かって、掛ける場所が生憎埋まっていて無かったので、其の儘寝ていて5月になってしまった(°_°)

ただ、持ち主曰く20年も壊れた儘にしていたので、今更に早く上げてくれというのはオカシナ話ではあるまいかと。

確かに(^ω^;;)そう言ってもらえると有り難い。

 

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良く見たら、指針がAKになっているではないか。

なかなか凝っていて良いセンスだ。
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購入か修理か分からないが、おそらく購入日かな。

昭和23年。1948。

オキュパイドになっているのかと思ったが、記載はなかった。

Made inの表記もない。

戦後3年、それにしては質が良い木の様に思う。いや、全体に質が良さそうだ。

持ち主の職業が指物師だから、良い木は沢山ある。

もしかしてと思ったりもする。要は何が言いたいかって、自家製なのかなって。

ググったらば、一番上に出てくるって言う。

渡辺 彰 - 伝統工芸職人 | 台東区公式 伝統工芸品サイト

彼有名なんだ(^ω^;;)

 

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開腹。

おおー!(笑)

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久しぶりにこんなにバリバリになってしまっているのを見た。

これはバネ性が無くなり、オルファ状態にパキパキになる症状。

風化と言って良いのか分からないが、引き/押しバネも時々同じ様に破断する。

 

持ち主は、止まる迄巻き上げていたとの事であるが、巻き始めの部分が破断していないので、これは巻き過ぎによる切れ方ではない。

寿命だったと言える。

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手で外してみると何枚も簡単に外せた。

内側はまるで棒ヤスリの様に硬く割れ易い。

ティラミスかな(笑)

割れた鋼は、腕時計の裏蓋外しの工具にもなるし、ペーパーナイフにもなる。

マイナスドライバーには割れ易くなっているから厳しいかな。

とにかく、鉄クズな様でクズではない。活用しようとすれば活用できる。

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もう一方は切れた衝撃でコハゼの棒バネが飛んで行って弾けただけだった。

バネ棒は紛失しているけど、代わりは有るから問題ではない。

 

機械は仕事柄、木の粉が積もっているが、とても状態が良い。

割とマメに時計屋へ持ち込んでいるかも分からないが、その時計屋もまた腕が良い様である。

その方が状態が良いのは維持できる。

摩耗してからでは大変なのは確かに言える。

病院に行って、もう少し早く来れば良かったのに。と言われるのと同じか。

コストを掛けたら直せるけど。

 

---Intermission---

 

 

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いやはや、困ったな。

手持ちの在庫が幾つかあったと思ったが、それが見当たらない。

でもって、暫し以前は、新品のゼンマイが容易に手に入ったが、今はもしかすると製造を止めたのか、1週間巻も無ければ30日巻も売っていないぞ。

そもそも時計工具も売っていないぞ。

明工舎の製品が全て売り切れ?

それって製造していないのではあるまいか。

 

いやぁ参った参った。

それでガラクタ機械だけのオークションで買おうと思ったが、これが偉く入札が多くて、数万になった。勿論買っていない。

いやはや、これにも驚きだ。

昔だったらこんなガラクタは高くて良い所3000円と思ったが、今は流通が無くなって、時計屋が挙って中古を漁り始めたのかも分からない。

いやぁ、これには驚いたな。

いやはや、驚く事が多過ぎて、呆気に取られた。

 

そんな事を言っていても前進しないので、今製造している海外の状況を見ると、こちらは元気にやっている様である。

然し乍ら、今の機械は香箱に入ったデザインが主流らしく、古風な引掛け型は作っていないらしい。

それに1週間巻きもやっていない様で、30日巻きであろうと思われる長さだ。

確かに香箱であれば、掛け輪をしないで済むし、輸送でも弾け飛ぶ危険も少ない様に見受けられる。

そもそも、その香箱には1番車付いているので、交換すれば良いだけのユニットになっているので合理的だ。

それで、バネの寸法は欲しい寸法と同じなので、30日巻きであっても、欲しい長さに切り詰める事は容易なので、これを切り詰め、掛け金具はリベットを叩けば良いので、それで作る事にした。

ゼンマイが届く迄にまた1ヶ月程度は掛かるかも知れない。

もっと早くに下調べしておくべきだったか。

いやはや不手際だった。

 

 

---Intermission---

 

 

リズムの時計は日付は問題なく動く様になった。

然し乍ら、今度はレリーズが持ち直しの5時半頃に確実に運針しなくなる不具合が発生。

またも困った症状が現れた。

 

押し出しの時にはバネが掛かっているので、やや重いので、そこで止まるのならば分かるが、押し出してから、そのレリーズを持ち上げるだけのアクションで止まるとは予想外だった。

手で触っても、固着もないし、下がり切った後は抵抗のない状態になるので、それを持ち上げるのは苦労しないと思うが、不思議なバランスで運針が止まる程重い仕事らしい。

レリーズを暫しなだらかに削って、持ち上げるアクションの期間を長くした方が良いのかも知れない。

例えば、1時間で20mm持ち上げる角度と、4時間で20mm持ち上げるのでは、その傾斜角と重さは1/4になるのではないかと推測。

 

いや待てよ…

ゼンマイが欲しい事もあるし、Junkで似た様なのを1台買って、それを部品取りとした方が有効かな。

何方にせよゼンマイ自体は加工を要するのは同じである…。

暫し考える。