マジックアイを試験機にかけてみると、割と良く光る。
でもって、感度違いの2表示ユニットになっていて、ローカル局と遠方とで倍率違いに同調表示するタイプの物だった。
本体へ戻すと暗いのは、B電圧が120V程度であって、程々にターゲットが焼けているから、電圧を上げると、暫し光らせられる。という様な状態。
光っていなくても、動作に支障はないが、トランスレス機であるので、このマジックアイが無いと全フィラメントが燈らないので、無くてはならない存在であります。
まぁまぁ、マジックは置いといて…
具合悪い pic.twitter.com/z2x4GRJW41
— A2Laboratory と 問屋さん @メモ帳 (@a2laboratoire) 2024年12月6日
スピーカー自体もどうも具合が悪い。
OSCからPHに信号を入れて確かめるとやはり不良。
VCボビンが干渉している。
低域が入った時に、ガタガタと異音がするし、音が歪む。
電気的増幅側も相まって、歪んでいたが、こちらは物理歪みである。
外して様子見。
なるほど。スパイダーダンパーがコーン紙から外れている。
接着剤が劣化して剥がれた状態。
これでは中心が出ないから、コイルボビンが遊んでいる状態であるから、ガタガタ異音がしても全く不思議では無い。
単に接着したら良いものでもなくて、ギャップ内で干渉の無い位置において、接着しなくてはならない。
センターにフイルム1枚挟み込んだ程度の厚みで補正して貼り直しする。
これには暫し時間が掛かる。
回路を追って調べて、FMはどうやら後から追加ユニットで対応させる様にしたらしい。
元々、AMのセットで、それにもう1つFMユニットを乗せたら良いよね。という考えと見受けられ。
合理的である。
緑に塗装されていない横付きのユニットがFMのRFユニット。
このシャーシサイズであると、内側に追加するには混んでしまうし、バリコンの上が空いているから、ここへ収納しようという具合であろう。
従って、シャーシ内はAMのコイルセットとパディングで、FMの調整部分は無い。
面白い構造である。