絶縁試験で内部からパチンと音がしたフィルムコンを分解してみる。
外巻きは弛んでいて、結構クシャクシャ。
内部迄弛んでいるのであろうか。
箔は10μmである。
蒸着は良好で、キッチリ入っている。
外巻きは怪しかったが、内面は弛んではいなかった。
リード側のエポキシが割り難く、中が見えないが、恐らくメタリコンが充填されていると思われる。
昔のは蒸着ではなく、アルミ箔を巻いていて、中央リードだけで出していたが、それだと全体インピーダンスは高くなる。
外側が内側のリードに対して距離が遠い為。
メタリコンを入れると、左右で同通になるために全体インピーダンスは低くなる。