昨日の続きの電源ユニットの方。
蛇っぽい電源ケーブルも気持ち悪いから交換をお願いされた。
開腹。
なるほど…これは全交換かな…大変そうだ。
フキフキしたティシュー入り(笑)
燃え出す事は無いとは思うけれど、入っていない方が良いですわな。
継ぎ足し部分も多いし、枝分かれも多い。
収縮をまずは全て割く。
シールド線で使われていた、細い線の撚り線を巻いてハンダしてあったが…
コテを当てると、モウモウ、ブクブクとフラックスが元気に(^ω^;;)
よくフラックスで腐らなかったなぁ。
多分、細い寄り線だから、ハンダ吸い取り線の様に、染み入っちゃうから、短期間で済ませた結果だと思う。
解体しながら、回路は分かったから全撤去。
PMCのトランス。野口の頃のと思う。
端子を破損させていて、シリコーンボンドで補強してある部分もあれば、端子ごと逝っちゃって、引き出し線がプラプラ。
以前の線は単線を使っていた様で、残が少し残っている。
張り替えは別段回路が頭にあれば簡単だから、纏めて配線して紐で括って整えて仕上げたら良い。
最終仕上げをしたら通電チェック。
メーターの後附LEDが少し疲れているのかチラチラ。それも電球色でなく緑(^ω^;;)
タッパーを切って作ったらしき枠もあるし、まぁ其の儘で良いかなと。
要らなくなれば解体は簡単。あとはお客さん次第。
回路はこんな。
WE349をレギュレータに、定電圧放電管で安定にしているが、定電圧放電管に下駄履かせているから、150V安定ではなくなる。
結局、流れる電流によって下駄Re間の電圧は変動を起こすけれど、この場合はより少なく済むかな。
負荷が殆ど消費しない様であるし。
固定にはなるけれど、これであればB電圧が幾ら変動しても、定電圧放電管が動作する以内であれば、電圧は保持される。
ただレギュレータ管の内部抵抗でドロップがある。
Eb350で定電圧放電管VR150x2ならば、300V弱はOUTに出ると思う。
レギュレータ管と電圧検知管を増やして可変にするとこうかな。
電流が流れると電圧が下がった分を補って、電圧降下を少しは補ってくれる。でも範囲は狭いかな。