A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ELTUS フォノ/コントロール 改造

エルタスのPhono/Cont.アンプの線をWEの線に変えてほしい、シールド線は無くしてほしい。というご依頼。

自分が別件でシールド線使う様な設計してるから音良くないんじゃないの〜なんて話をしたからかも(^ω^;;)

シールド線が無駄に多く這っている感じはあるから、無くすと少しはハイが上がるかも?

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電源別で、直熱管の増幅だから、恐らくDC点火であろう。

上杉先生も言っている様に、ACをシャーシ内に持ち込まなければ、ACハムは入らないから、シールド線は不要である。

確かにその通り。無駄に引き回すのは高域衰退の原因で、真のHiFiとは言えない。同意である。

 

但し、高インピーダンス回線のクロストークが大きくなるから、セレクターは出来れば使用していない回線を短絡させる様な凝った物が本当は良い。

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球はシリースに点火しているらしい。

JRCの7806Aが入っている。多分三端子Reg.と思う。

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太いシールド線は信号部分全てに入っている。
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凝った様な作りになっているが、どんな様になっているのか少し剥いてみる。

マランツの様に、線をグルグル巻いて、その上から被覆を被せたのかと思ったが、そうではないらしい。結構な密度の細い銅線がシールドになっていた。

どうもこのシールド線はオリジナルではなく、交換している…?

ハンダが何度か当て直した気配があるし、外した下から、切屑の線が出てくる箇所があった。f:id:A2laboratory:20230105182730j:image

裏板が来るから、それがシールドになるから手前に信号線は流した。

スッキリ。
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メーター側は直接的に関係ないが、見える場所だから交換して。という事だったから交換。

ランプとメーター用の増幅のヒーターがAC点火だから、ACがシャーシ内に引き込んである事になる。

信号線とで距離とっておいた。メーター信号は束ねているが。

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外したシールド線。20本。片ch10本。
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太いシールド線の線容量を見ると105pf程で長さ200mm程。

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細い方は115pf程。これも200mm程。

片ch、1000pf、0.001μFのコンデンサを減らした程度。

インピーダンスの場合は変化が大きそうだけども、今回はどうかなぁ。
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回路を書き出すとこんな様。

出力のトランスの前に0.001μFでデカップリングしているから、ハイが出易いのかな。

やる前にF特見ておけば良かったな。失敗。

 

電源ユニットはまた明日。

総合試験もその後に。