A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

Sopia 1 トランス消磁する

インターステージの中高域しか出ない症状で、もしかすると消磁すると効果があるかも知れないと思って、大きい信号をOSCでスウィープで出して電気的に消磁。結構トランスが鳴くのが聞こえる。

クラーフ結合の部分だから磁化はしない。

結果はHiFiに戻った。少し明るい音がする様な印象はあるが、陣笠スピーカーの様なマグネチック的な音から回避。

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329Aもあれから調子が良く、問題ないから良しとする。
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電源ユニットは、シリコンで整流して100μFを入れて3A/109Bに入るが、フィラメントが直熱だから、電源を切った途端に100μに充電された儘になり修理の時に感電して危ないから500kを入れてデチャージする様にした。

球を出てから、22μFx2とチョークが入り、デチャージの抵抗44kと1000μFが入って、2段目のチョークに入る。

ダブルチョークであればハムは消えるだろうし逆に1000μFは安定が悪くなりそうに思うが、44kに5mmA流して効き過ぎなダンピングを抑えていると思うが、20mA位流してやっても良さそうな気はするが、全体電流は40mAであったから、40、50mA定格のタップかなと推測。

まぁまぁ、A2域を振らす訳ではないから、これでも十分であろう。

現状では電燈線電圧の変化に受け易いから、安定性を考え、一級品であれば定電圧放電管で安定化を図るであろう。

ハイエンドはZDを10個か重ねてやっているのを見かけるが、結局は定電圧放電管と同じ。

3VのZDを10個使うならば、VR150を2本使えば良い。