A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

DE2/200-01

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PHILIPSの極めて変わった整流管。

ステムの封が悪いらしく、2本中2本が空気球になっていた。

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定めし、このガラスと金属の接合部が怪しい。

錆びも出ているし、もっと酷く錆びて、ガラスと接している部分迄到達するとガラスが割れるのではないかと、そんな様に思う。

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仕様は高圧用途。電流はあまり流れないが、数kVともなれば、Pdは大きい。

管も大きいだけある。絶縁にガラス面を大きく取っている可能性あり。

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プレートを向き合わせで設置しなかったデザインもかなり変わっているが、放熱の関係?それとも電子の向き的な関係かな。分からない。

予想も付かないが、デザイン美としてのディスプレイの価値はありそうだ。
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止めのセラミックもガッチリしていて作りは良い。
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丸棒カソードは2本ずつ入っていて、Mid Ut-843にかなり似ている。

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これもVALVOと同じくエグゾストが貫通でT字になっていた。

欧州の作り方なのかな。

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通電確認したが、空気の混入度は多く使い物にはならないが、電流は流れるから、定電圧にはならないだろう放電管にはなるかも知れない。

ノイズが大きく出るかな?そもそも安定が悪過ぎるかな。

暇を見て実験してみる。

 

軍用の特殊用途の製造であろうから、ソケットも特殊タイプ。

もしかすると、欧州のアウトレットプラグと同じ寸法かも分からない。

少し幅広いかな?

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試しに挿したらピッタリ。ただ、ピンの方が若干長くて、少し浮いてしまうが、挿さらない事はなかった。

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kriegsmarine. 1935-1945年迄のナチス海軍らしい。

結構限定的…