A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

VT1、VT2

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古典球 VT-1 初段、VT-2 終段の構成。

前から実験を繰り返していたアンプをそろそろ物にしようと板へ組んだ。
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低域は随分豊かに鳴るが、ハイが暗い。

色々触って、良くなる時定数を探っていたら随分ハイファイになるスポットがあると思ったら、発振していた。

歪みが非常に多いが、高域が出る様になる。
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綺麗に変調されている。

調べると20kcで発振していたから、20kcは出る事は間違えない。

出力の2次をB-へ繋いでやると発振が止んで、幾分音が大きくなり、高域も澄んでいて良いが、まだ大きい信号が入ると、それがトリガーの様に発振して、すぐに止む。これを繰り返している。

全てのトランスの側はB-へ入れて静電アースしてやらないと不安定であろう。

…よく見たら終段の信号帰還がアースを経由していたから、初段とを通してポジティブに発振していた。

Cを入れてやる事で発振は完全に止んだ。

しかしながら、随分とゲインが低い。

VT1はμ2程しか無い様であるが、VT2に入る段階で小さくなっている。

調べるとする。