廃品の買取の中にあったタンゴのOPTが使えそうだったからとりあえず綺麗にする。
錆が酷くボロボロだから、カナブラシで錆を落として再塗装。
生憎1台しかないからモノーラル単発で使う。
13Wあるから、センターウーファーとして使うのでも良さそうに思う。
樹脂ボビンであるが、古そうなコアに見える。
焼き鈍しの鉄芯コアではないと思うが、白っぽくもない(?)
2次側の引き出し線を見ると3本づつあるから、3層サンドイッチ巻きらしい。
ハンダが線の頭にしか乗っていなくて、時間経過で具合悪くなると厄介だから、ハンダを全体2mm程塗らした。
古い古典球も、脚のヌレが先端にしかなく、これが接触不良の元になるから、ハンダはしっかりヌレを作ってやって乗せておいた方が良い。
3・5かな。なんだろう。書いた人にしか分からなそうである。
中外巻きでパラってるのではないかな。
外側に1次側がもう1層入っている様にも見受けられる。
1次側はバラさないと何本引き込んでいるか見えないが、まぁこんな様に巻いているものと思われ。
1次側を巻いて、その上へ2次側を巻いただけの物は、ラジオのOPTに良くある。
セクション分けしたタイプは、戦前のラヂオセットの段間に入っている事が多いが、3セクションにしている物は結構特性が良いであろう。
HiFiを言い出してからは、サンドイッチに巻く様にして特性を良くしていて、昨今のハイエンドでは5層やらと、かなり多層にしているが、あまり多いのもHiFiにはなるが、重ね過ぎで逆にボケてるのではなかろうか。
あまり良い様に思い難い。
とは言っても、とうの昔にWEは中外巻きやら、セクション分けやら、研究はし尽くしていた事と思われ、HiFiなんて語が無かった時代に、HiFiとは何なのか、既に分かっていた事と推測。
良い具合に暫く焼いて、冷まして組み立て。
黒でオリジナルに戻しても良かったけど、業務用っぽいのもカッコイイからこれに(笑)
1次巻線は割と太そうだったから、60mAは流しても大丈夫かなと見立て。
25C6が手元にあるから、シングルでも6W得られるらしいが、これをppで13WのOPTには程々良いかなと思う次第。
ただステレオではないと、50v分ヒーター電圧が余るから、これをどうしたものか。
要研究である。