昭和32年の電源に付いている電流計がまた引っかかる様に。
精度も大して良く無いけど、大凡流れているのか見るのにはあった方が便利で。
そんなで修理をする。
電源スイッチは電灯線中腹の手元スイッチの方式と思うが、机の上にある場合にこれが結構不便でオリジナルのケーブルも紛失して自分が誂えた物だから、スイッチは別に設けていたのだけれども、奥にまた設置したから手を伸ばす必要があって手間だから、0の時に電源が切れる様にスイッチを内部に仕込んでしまおうと考えた。
シャフトに都合の良いネジが飛び出ているから、これを使ってマイクロスイッチを押す様にしてoffになる。
結構便利。
さてメーターであるが、交直両用電流計である。
前々から不具合の多い代物で、入手の時も動いていなかったと記憶。
オーバーシュート防止の風切板が悪さしている。
薄いアルミ板だから、柔らかいし耐久性に問題があるかな。
更にガワのエボナイトが、文字盤のネジを止める迄ガタガタしていて位置が出ないから、調整しても文字盤を付ける迄は結果が分からないという面倒な設計。
文字盤の前にチリ避けのアルミ板が付くから、更に手間食う設計。
フーッと吹いて試して何度か調整してやって、0に戻ってきた時に噛み込まない、最大に降った時に噛み込まない、弱く吹いて途中で止まらないか、滑らかに動いているかをみて。
最後にヒゲゼンマイを動かしてどれ程滑らかに振っているか見るが、0よりアンダーに行った時にやはり戻りが微妙に良くない。
張り付く気が少しあるが、どうにも改善出来なかった。
おそらく、風切板がエボナイトの面で当たると面とで真空(?)になり離れが悪くなる?
それともエボナイトに発生する静電気がアルミを僅か引き寄せる?
分からないが、本当は面がピッタリ合わない様に、空間を空ける様なガイドがあった方が良いだろう。
指針の下にガイドがあるメーターもあるが、これは電圧計共に無いから、元からガイドはない安価なタイプなのではないかなと推測。
まぁ動けば良い。
引っかかって毎度斜め45度から叩かないと戻らないという状態から抜け出せたら良い(笑)
ボロだけど良く使える。
なにより使い易い(笑)
タフで5A以上も短時間ならば取っても大丈夫。端子はかなり熱くなるけども(^^;;
安全装置のある電源だとシャットオフして使い難い場合があって。