A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2020/03/16

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シャーシが入ってこないので国産ので作ってみる。

アルミの薄板であるが、逆に加工がやり難い様な印象がある。

粘ってバリが酷い。手間だけ食って綺麗に上がり難いし時間も食う。

やはりアルミ鋳物は使い良い。f:id:A2laboratory:20200316174454j:image

シャーシ内は大きい様で大きくなくて、電源を別にすると、空きが多くてサイズだけが無駄食いの様で気に入らないから、電源も一緒にしてしまおうとすると今度は収まりが悪くて、非常に使い難いサイズ感なのだが、普通という縛りで考えていては斬新性が薄くなるから、一層の事、普通ではやらない設計にしてみようという訳である。

実験を兼ねている。

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逆付け整流管と平滑部

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アンプ部は奥から初段で手前がカソードフォロアで出力である。

回路はマッキンのC108を5670に置き換えたアレンジ版である。

X7に大凡似た様なカーブなのだが、電流の流れ具合が違うのと、バイアスを調整してやらないとアンバランスに動いてDIST.が増してしまう。

5670は深いバイアス側でスイング幅が結構詰まってくるから、2V入力位が綺麗に得られる限度と思って計算すれば良いであろう。

μは30程である。

グリッドは+1V迄振れるが、グリッド電流がどれ程流れ出すか見なかったが、押せないと急激な歪みになる事と推測。

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Bass Comp. Treble Comp. とで前は段階にしたが、コントロール表が無いと耳当てになるから、AES、Nab Ortho、629、Col、Riaa、LondonDeccaと分かり易く切り替え出来る様に時定数を計算して再構成した。

ショート型ロータリーが手に入らないからノンショートにしたが、切り替えるとバチバチ鳴ると思われ。

専ら、ショートもノンショートも表記なく売っている安物だから信用性は薄いが、他に無いから致し方ない。

ミテクレは殆ど変わらないが。