A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

RE604 シングル pt3

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イコライズして実験。

初段のグリッドを見たところ
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終段のグリッドを見たところ。

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OPT2次を見たところ。

ここまで来ると、怪しいのはOPT自体。
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手持ちの試験用としているサンスイのOPTに繋ぎ換えてみる。
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信号はフラット。OPT2次を観測した所。

綺麗に出ている事を確認。やはりOPTに問題ありか...
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其の儘元に戻す。
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3.2kcからダラ下がり。

低域の出易い球というのもあり、WE繋ぎをやると高域が更に落ち込む様だが、OPT自体が高域特性が相当悪い物の様である。

知人からのアドバイスによれば、無線機か電話用のトランスなのではないかとの事。

特に3kcからスパッと落ち込んでいる様が、それに該当するのでは。との事である。

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とりあえず、ハイの出が悪いのはOPT自体に問題があり、2次負荷を120Ω以上にした場合に、大凡フラットになる事が分かって来た。

WE160Cを巻き変えたらしいが、元はライントランスらしいから、コアがそもそもハイが出ない様になっている?

もしくは飽和しているか?

それとも5k:600Ω巻き?よく分からないが、2次DCRは0.7Ωだったから、16Ωなんだと思われ。

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とりあえず、OPTをHiFi用に交換するのが一番手っ取り早く、一番良い音になりそうだが、高価な物をかなり投資した機体らしいから、ハイパスを組んで3kc以下をカットして、補正してみる。

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4メグと100pf構成

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68pf

聞いた印象は68pの方がバランス良いか。

低域と高域のバランスが良いが、山になっているから、ハッタリの効いた雰囲気。

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60pfに2M-2Mに変更、間に68pでデカップリング。

平坦にはなったが、ハイが下がっている分がどうしてもあるから、コブがあった方がHiFiらしく聞こえた。

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小さい容量のCが手持ち2つ同じものが揃わないから、“十八番”のガラス管でコンデンサを作った。

大きく作って欲しい値にカットして調整(笑)

なんなら、抵抗も一緒に詰めたら良かったかな(^ω^;;)

まぁ調整するのにユニットにしない方が良いか。

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これで60pf。デカ(笑)

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実はその前に、ネジネジ エアコンデンサも作ってみた。

繋がっていない線が互いに寄るだけで、音が出るという面白く不思議な現象。当たり前の様にコンデンサを使うけど、中身は繋がっていないから、これと同じなのだけれども、ケースに入って中身が見えないから、こうして再現すると、改めて交流誘導凄いという事に気付く...かも知れない(^ω^;;) やればわかる。

然し乍ら、30cmで35pfと容量が少なく、長いという問題があり、これを巻いてみると、容量が低下するという事が分かり、もっと長さが必要になりそうで良くなかった。

そこで平面的に作る事で面積で容量を得ようとした結果、アレになった次第。

 

とりあえず定着を待つ。