A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

STAX。

Staxというと、P.Uとかトーンアームを先に思い浮かべるのは古い人かな。

古い本しか読まないから、偏っているワケですが(^ω^;;)

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使えるか分からないけど。という事で譲ってもらったヘッドスピーカー。

金網の手前に掛かっていたスポンジは劣化でパサパサと砂になったが、振動板は破れていない様だ。

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信号を高圧に変調させて送り出すユニットの電源が無かったから、バッテリー部分の端子に電源を繋いでやると、12Vで常時100mA、大音で鳴らすと600mA越えする模様。

1A位余裕がある電源でドライブしてやると良いだろう。

 

音の方は、初めはビビっているのか、ジャリついていて、低域は出ないしという具合だったから、ある程度デカイ音でホコリ払いとして振動させてやると静かになった。

幾らか寝かしていた面に屑が出ていたから、スポンジ屑が入り込んでいたのかも分からない。

低域も豊かになってモダンショートのMS737的な風合い。

特にMid-Highの明るさは、Decca Ribbon的。

突き刺さる様な立ち上がりの良い雰囲気はタンノイのHighユニットのアルミ板っぽい。

低域はms737は低域はKEF B200が2発であるが、それを開放型にした様な雰囲気。

妙な臨場感があって、モニタには打って付けに思う。

バーブのかかり具合だとか、歪み具合だとか、忠実に聞こえる。

特に生録した会場の隅の方で話している様な声も聞こえて、ふと外なのか、ソースなのかの判断が付かなくなって、クイックストップを掛けて、どっちなのか外して確認するレベル。

 

スタックスのヘッドスピーカーは、博覧会で試聴した事がある様に思うが、ソースがソースだから、良し悪しは分からなかったのではないかと思う。あまり記憶がない。

ヘッドフォンは幾つか今でも持っているし、作っていた(笑)事もあったけど、解像度的にはどれよりもかなり高い印象。

しかしながら、ブレンドの悪いソースや、自主出版で仕上げのあまり良くないソースを長く聞いていると高域が突き刺さる様で、目の奥が痛くなる様な気配がある。