A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2020/03/10

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標準型で誂えたP.T版の電源ユニットを完成させました。

DC点火は相変わらず、10mF(mfdではない)に少し容量増大させた。

ヒーター点火はあえて、6.3V端子を使用した。

大体整流すると、300mVか500mVは電圧降下がDで起きるから、6.3Vが6Vや電流を食うと5.8Vくらい迄落ちるが、山水のアンプでは4V辺りで点火していたり。

ヒーターは電圧を落とすとノイズが少なくなる傾向にあるが、カソードが活性化し難くなるという面もある。

今回はノイズ対策に寄らせた。

Bのマイナスも平滑させる様に1段入れた。

整流管の出口に10μFをぶら下げているが、次段には47μFを2回通る。

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6X5が何本か有ったと思ったが、どこにやったか忘れてしまった(^^;;

物忘れの気が酷いが、前からこんな具合だから、若ボケじゃないと思う(笑)
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今回は袋打ちの古風な様な電灯線にした。

新しい物だから不織布である。

ミテクレだけである。

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聞いてみると1つ前に作った物よりか、断然にハムレスであった。

ヒーター点火の具合が良い具合に収まっているのか、Bマイナスも平滑したのが効果があったのかハッキリとは分からないが、どちらもハム消しには効果のある方法である。

しかしまぁ面白いもので、良い所取りをして寄せ集めると、互いに干渉する場合があって、逆効果という結果の場合もあるから、一概に寄せ集めて完璧な結果が得られるとは限らない訳で。

薬の様に、飲み合わせによって、副作用がどの様に起こるのかと同じである。