2C26アンプのシャーシ加工。
なんだかデザインにシックリ来るシャーシが選べなくて、幅は狭いし高いしで、パターン化している気配。
無ければ作れば良いのだけど、そんな膨大な金額出す程かと躊躇してしまう。
誰しも世知辛くなっている昨今、殆ど無利益でやっているけど、これが自分の首絞めしている事は良く分かってはいるけれども、自分がお客さんの立場からしたら、やはり安い方が良いに越したことは無くて、良い物が安いという方に行くのは当然かと思う次第。
自分がそうだから、大企業の様に利益率を大幅に上げて取ったら、同じになってしまうし。
ただそれ相応に良い物は良い物で仕上がる事とは思うけど、食材でも同じだと思うけど、良い食材を使って、美味しく仕上げるのは当たり前であって、並みの食材でも使い方次第で、美味しく仕上げる事は可能であるという事と同じではないかな。
それが出来ているかは腕次第だろうけど…
まぁ税金分程度を貰っているけど、馬鹿に成らない携帯通信費、保険料で全てマイナス、貰っている仕事も1台当たりの単価は昔ながらで、休み無く数やっても月5万円満たない。
ネットで売っても、手数料ばかり引かれてしまうし。
サラリーマンやっている時は手取り146,000圓だったが、週1か2日か休みがあったし、仕事も楽な感じがある。とりあえず会社に行けば良いし、5時には上がれる。
独立すると、区切りが無くなるから、時間も曜日感覚も殆ど無くなる。
基本、送りで支給品が来れば、準備なり製作なりになるから、月の半分、外出しない事もあると思う。ハンダ箇所の量は多いから、ハンダポットやペーストの煙とで健康を害しそうである。
でもそれしか出来ない自分であるから致し方無い。
ちょっと話は戻って、毎年税金申告はやっているが、毎度▲で、あと100万くらいないと納税額に達さない。
こんな話をすると、”おたくこんなで生活やって行けているのか?”と税務署に問われるんじゃないかと毎度も話題になるが、聞かれた事は今の所ない(笑)
区役所では、”年金の支払い大丈夫ですか?出来ますか”と問われ、免除した方が良いと勧められ免除になっている。確か30才迄だったかな。
ぅ~ん。1ヶ月が10日も経っていない気がする位早い。
何か閃いてメモを取っておいたり、実験してみたり、切れの悪い残仕事を区切り迄やったり、今までじゃ考えられない深夜帯迄作業している。
とりあえず、アルバイト探さないと…(汗)
まぁまぁ、そんな事は置いといて、加工して。
やはりtが薄いからか、ペナペナしていてあまり加工具合が良くない様だった。
鋳物位カッチリしていると刃もスッとくるのだろうが。
送信所の試験盤みたいな感じ(笑)
結構圧縮したけど、こういう作りはオーディオ正統派(?)からすれば、ナンセンスな様で、間隔が狭すぎるだとか、ウンチクがブンブン飛び出す。
言いたいのは、間隔が狭いと熱暴走するという事だろうが、カーボンブラックの球ならカーボンが熱を遮断する効果があるから問題ない。
間隔が狭いとか言うって事は、知らないのだろうけど、昔の電蓄なんて、狭いシャーシに密閉の木箱に入って電源を入れたら木箱が熱くなるが、50年と問題がない。
他には球式インターカム。これも小さい筐体に6V6や6SJ7、5Y3が押し込められていて、これまた木箱が熱々になるが問題ない。
それよりも、コンデンサが熱されて85℃を超えるような配置は危険であるから、一番の熱元からは離すべきである。
今回はリンゴのケーブルを使うことにした。
デザイン共に良い。
メタコンは安定の七星。航空電子のブッシュで保護。シース径もピタリきている。
1935年のアメリカのオーディオ雑誌を見ていたら、もしかすると簡単にppが構成出来るのではないかと、117N7を引っ張りだして実験してみた。
1次側しかない反転用のトランスで構成せれていたが、バランス出力のトランスを使えば、同じ効果であるし、絶縁も出来ると目をつけた。
結果は1V信号を入れて、3.6W。
しかし、歪率はシングルよりかは断然良く、押せたらもうちょい出力が得られそうである。
入力トランスがクセである。
ボリュームも何処へ入れても周波数がウネリだして上手くないから、結局スクリーンの電圧を絞る事で、ゲイン調整の代わりになりそうである。
それより、ppは凄いもので、ACリプルがかなり残っていても、出力へ現れない。
平滑のCを入れずに実験すると、僅かリプルの頭がチラチラと見えるが、シングルとは大違い。
昔から、良いセットにはpp構成である理由が分かる気がする。
オイルコンの8μしか無かった時代でも、ppならばリプルはとれて、十分実用的である。