A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/10/11

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一通り問題無いので戻しました。
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1:3の結合トランスを2段使っている設計だけど、C結合にしたので、増幅率が足らないとは思うけど、受信は出来てとりあえず満足な音量が得られるので良いかなと。

ただアンテナが大きくないと出力が小さい局は音が小さい。

1段でもトランスを入れると良いかも。
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キャビネット製作の日本楽器って、YAMAHAじゃないかな。

確かヤマハはオルガンを古くから作っていたと思うから、木製の筐体製作は訳ないと思われ。

ミシンのケースを作ってた会社がギター作り始めたり、昔はケース屋が手広く大きくなるのは良くある(?)パターンと思う。

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使用説明書。

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26Bにはシールが貼られ、受信機許可証が付いている。エレバムの球だから他の受信機から外して来た物だろう。

ソケットに書いてあるオリジナルは226で、ナス管。

刺さっていたのも古いが、オリジナルはもっと古典球。

眞空管らしい、眞空管と言えると思われ。

昔は音が良いとか、ノイズが無いとか、そんな事よりも、声が大きい音で鳴るだけ凄い事だった時代が。

電気蓄音器になるというのも、また凄い事で、音が大きく、小さく可変出来るだけでも、凄い事。

アコースティックの蓄音器は音量調整は無い。

その中でも、ペントードの眞空管や多極管は、国内では超最新型で、3ペンや4ペン ラジオと言われた。

それに対して、三極管の並みの眞空管で構成してある、古い形式を、並3、並4と言った。

3や4の数字は球数。


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仕上がり裏面
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清書したオリジナルと思われる回路図。

26Bと刺さっていたから表記したが、ソケットには226とある。

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修繕後の現状回路。

Bは15mA流れる。

カソードの部分を書き忘れたが、オリジナルと回路は変わらない。Cの容量を大きくしてハム消しとした。