A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

真空管を修理する

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真空管を使った機材の修理は一般的だが、真空管其の物を修理するのは比較的珍しい部類かと思うが、やって出来ない事はない。

但し、管内部の修繕は私には不能である。

昔は“再生業者”がいて、ブラウン管のビームネックや蛍光面を交換、吹き直すという事を商売にしているのが居たから、その辺りの装置設備があれば、管内修繕も可能なのかも知れない。

その辺りを含めて私は未知の領域である。

ps:話によると南米かで、まだ再生をやっている工場があるらしい。

今回は、仕入れたNOS品のソビエト6E5Cの内1本に、ターゲットは光るが、開きっぱなしで影が閉じない症状の物があった。一般的に不良品というモノである。

3極部のエミッションも測定不能

廃棄するのは簡単であるが、修繕を試みるのもまた、甲斐がある様に思えて良い感じだ。

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調べるとプレートの線が引き出しの途中で断線している。

試しにハンダを吸い取ると、ピンから線が出て来た。

ロストルはガッチリしていて微動だにしない。こういう時は、ルーズベースの方が有難いのであるが(^ω^;;)
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熱してベースを外す。

柔らかい内に残ったロストルも剥がしておく。

断面はスパッと綺麗で、腐って切れた様には思えないが、ベース内部だから、ニッパーで切ろうにも切れない箇所だ。

どうしてこうなった(^ω^;;)
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ハンダが乗らなくなっていたから、磨いてやって継ぎ足し。

やはりペーストで酸化して腐食かな?
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ピン合わせをして戻す。

ロストルは持っていないから、代わりの接着剤にて。
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テスターにて、アイ閉じる。
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アイ開く。

合格。

 

捨てればゴミ。

交換するしかないのは一般人、少し齧ってチェンジニア。

技術者、エンジニアになるには、どうしたら良いか、常に最善を考えていないと。

毎度毎度が勉強であります....