A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

色々な球...

先日、ClassicComponentsの社長に色々もらったのでその一部を。

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RCA 1P25

暗視スコープ 受像管

内部にはヒーターはない。

高圧4kVをプレートに印加し動作させる代物。

放電管系と思われ。

受像色は緑。
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こちら側はセット側で、細くなった丸いレンズ(?)の付いた部分から受光する様だ。

ゲッター?ではないと思うが、綺麗に銀色をしている。

光に透かすと受光部からの像が、小さくなってこちらへ写り込む。

 


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トーヨー 6E5D

その昔、トーヨーが独自開発した6E5D。

Dはダイアモンドの頭文字で、他に類はない。

ヒーターのキャップをPLのカットガラスに置き換え、入電時にパイロットランプ兼、Magic Eyeとして動作する。

パイロットランプとしても使用出来るから、発光面が焼けても長らく其の儘使用し続ける方が多かった様である。

これは結構焼けているが、薄く発光を確認出来た。

 


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上記の通り、マツダ 光電管 PG-50-G

光を電気信号に変える球。

今でいうところの、CDSみたいなモノ。

この球でも、かなり高感度な部類の物であるが、強い光を当てても、数十μA程しか幅がないから、この信号を増幅させる為の電圧増幅管が必要になる。

リレーを用いたスイッチを作るのであれば、電圧増幅管とスイッチングにサイラトロンの2本は必要になると考えられる。
誤作動の幅がどれくらいあるか不明だが、かなり微弱な信号を用いるから、電源平滑もしっかりやらないと、ノイズで誤作動しそうな雰囲気がする。

 

昔のこういった経緯があるから、便利な今があるわけで、これらが発明されていなかったら、今の便利はないかもですね(; ^ω^)