色々のことが今日は多くて、私の頭のリレーが働きそうです。
という冗談はさておき、誰も使わなそうな真空管…?
真空引されたリレーと言った方が良いのか、そんな代物を一つ、動かしてみませう。
サーマルリレー管を存じであれば、それの逆と思えば話は早く。
ただ、これは時間経過によるものではなく、決まった電圧に近付くと接断となる構造。
では、どんな動きなのか、ご覧頂きたい。
— A2Laboratory ぼやき部門 (@a2laboratoire) 2024年7月13日
内部には、電熱線に対してシャントのバラストがあり、これにより電圧が安定して電熱線を制御しているのであろうと考えられる。
駆動開始電圧を上げたいのであれば、シリースに抵抗を挟んで下駄を履かせたら良いが、電流が割と流れるから、小さく済まない。
バラストの逆さ側には、ガラス球の付いた電熱線が走っている。
これが伸びると、撓ませた燐青銅の板が反り返って接点を開く。
— A2Laboratory ぼやき部門 (@a2laboratoire) 2024年7月13日
リレーの音を聞いて頂きたい。
動作電圧は6.7V辺りで、RGV-7Aであるから、AC7Vを入れた時が作動電圧であろうと考える。
一旦作動すると、2V程迄下がらないと復帰しないから、一旦電源を切って入れ直す様な構造と思う。
全く簡素であるが、よく出来たものである。
過電圧リレーとあるが、別段電圧に限った事ではなく、電流を考えておけば、6.7Vがドロップする様な電流が流れたならば、作動するのであるから、その様な設計にすれば、Bの保護やカソードの異常電流検知用として、無ヒューズ化は可能である。