A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2024/03/25

R-5000の続き

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ノイズが電源投入してから暫くすると出て、電源基板を小突くと、それに対して応答があるから、電源基板に問題がある様だ。

ここは裏側からも見えない部分であるから、裏面を当たって調べる故障の仕方はしないのかも知れない。もしくは想定していない。
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部品自体が片脚グラグラで、ハンダがそもそも付いていない。

これはオリジナルの様。当時は流れ作業で忙しかったと思うから、女工さんが疲れていたのだと思おう(^^;;

検査をパスしたのが凄いとも思う節はある。

 

そういえば、この機体は修理業者(?)へ出しているそうであるけれども、一部をLEDに交換しただけで、他は何も触っていないのかな?

ハンダ外れも手直ししないで?見落とし?

キャプスタンベルトも交換しないで?

説明の値段にしては随分と不適当だなぁと思ってしまうが、巷の修理業者はそういうモンなのだろうか?

まぁまぁ、忙しくて時間が無かったからLEDに一部を交換して音が出たからOKに疲れたからしたのだと思おう。ご苦労様。

 

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上面の基板はテープの録再アンプで、外してもテープ以外は動作したから、各ユニットは完結している事が分かった。

下面の基板はパワーアンプと右側がコントロールである事迄は追って調べた。

それで、何故そんな事をやっているかと言うと、ステレオで微妙にゲイン差が出ていたから、これを調整するPreSetsのトリマがあると思っていた。

然し、その様な物はなく、正面のバランスで調整せよ。というものらしい。

この部分はあまり凝っていないが、カーボンのトリマを重ねる構造も良いのか判断が難しい。

高級機はトリマがでプリセットがあるが、VRVRを重ねる様な物だから、それをやるなら巻線VRでやった方がより高級品らしいけれど。音も特性悪化が防げる。

いや、もっぱら無ければない方が良いのは言うまでもなく。

そんなで、内部回路で微調整は出来なかったが、パネルで調整すれば良い。

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これで試運転。それが済んだら出荷。

 

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何時間動かしているか忘れたが、操作していたら電話が掛かってきて、今度の予定の話しながら、ボリュームを下げるだけではなくミュートにしようとボチボチ押しながらその場を離れて、戻って来て自分でビックリ。

静かだと思ったら録音でブランクにしちゃって。

通話中に不可思議なメモを書く事があるが、その様にプチプチと押すだけ簡単であると、何をやらかすか分からない(笑)