A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2024/02/28

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知り合いに呼ばれて遠出。
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呼ばれた内訳は、長年自作アンプを作っている方が亡くなられて、片付けをしたいけれども、単なる転売の業者ではなくて、受け継いでくれる人に譲りたいという事で。

一般的に“沢山ある”というのは、大凡そんな量は無いと高括っていたのであるが、全く大外れ。

6畳一杯に部品、完成、未完成のアンプがあって、高く積まれた箱にはシングル、プッシュ、OTL、其々、書かれた回路図と部品と眞空管が一式になっていて、後はトランスとシャーシを用意したならば完成する様な、ある意味でキット状態になっていて、中には中古の部品類を含んでいるから、一旦実験して箱へ入れているのかも知れない。

確かに完成品とすると、トランスは重いし、シャーシサイズも嵩張る。

部品としてしまえば、菓子箱1つで済むし積み上げも効く。なるほど。

スピーカーも箱から自作されて、ユニットも多量にあったが、トランスだけでも集めたら重いし、更に磁石物を集めると、暫し厄介だなと思って、断ってしまったかけれども、今思うと譲ってもらっておけば良かったかなと。

大変に几帳面な旦那さんである事は伺える。

勉強ノート類は燃えるゴミで処分する。という事で、少し見せてもらったら、これまた勉強家だった様で、回路集とスピーカー箱の設計、換算表だったりが書かれていたから、これらを捨てるのは技術を捨てるのと同じで、後継研究にもこれは捨て難い資料だと思って頂いた。

こんなモノ欲しがるって事は、本当に好きなのね。あなたが後継者になってもらって良かったわ。と言われて。

私はそんな大層な後継者にもなれない(?)であろうけれども、廃棄は勿体無い。

 

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そんなで片付けをしながら、いる要らないをやって、来週にトラックで運んでもらう事に。

しかしまぁ、私宅も同じ様に物で積み上がっているし、“なんでこんなに溜め込んだかなぁ”と言われてしまうと、自分が言われてるも同然で(^ω^;;)