A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

50 push pull

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寝ている時に初段をCR結合にしたら、特性が良くなるのか浮かんで、今日は1日実験に費やした。
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プレートチョークでやっても、抵抗負荷でも1段目はフラットが得られたが、2段目を通すと上記の図の様になる。

どうにかして左右を持ち上げられるかやったが、上を持ち上げると低い方が減衰して、低い方を持ち上げると高い方が下がってと、なんとも塩梅悪かった。

バランスの良い所で、真ん中を潰すと今度はゲインが足らない感じになる。
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どの場所の時定数を触っても変化を起こす。

トランス結合は、ただ組み立てたら良いということでは無い。

バランスが重要である事は良くわかる。
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結局、フラットは無理難題であったが、聞いた感じは違和感ない程に仕上げたが、やはりカマボコである事には代わりはない。

そうそう、このお客さんは、“測定結果が全てではない”と言っていたから、その様に解釈して、これで一旦収めてみる事にする。

この高域の落ち方だと古いスピーカーは丁度ここにピークを付けているから、具合良く合うであろう。

 

そう考えると、流石WEは流石に凄いトランスを巻いていたんだなと思う。

莫大なコストで研究をしているだけあって、流石としか言いようがない。

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ハムは3mVスピーカーへ出ている。

これはトランスから回り込みもあって、この並べ方が悪いとも言えるが、電磁シールドはして、これだから、どうにもこれは遠ざける他ないが、シャーシサイズ的にももう限界。

 

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一旦上がり。

とは言っても、もうこれ以上ドンシャリには出来ないから、ドンシャリに持ち上げる場合は、コントロールアンプを作る他無さそうだ。

なぁまぁPCで送るなら、ドンシャリにEQをやってもらって解決するのかなとも思ったり。

聞いた感じは特に違和感はないけど。

低域は出過ぎな感じに思うくらいゆったり。高インピーダンスでフワリした感じ。かなり古典アンプらしい感。

555Wをフルレンジで鳴らしても良さそう。


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私的にはP.Lが毎度の良い具合でボンヤリするだけで満足(笑)

2.5vタップが良い事が分かった。

相当暗いから、空気球にならなければ、切れる事は無いであろう。

昔は8vのP.Lを6.3vで燈すのが良くあるラジオのダイアルだった。これで切れているパターンは少ない。空気球になっているパターンはある。
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教訓:全段トランス結合が研究コスト高い!

丸赤字でもう作りたくない

…いや、作れない(^ω^;;)