寝ている時に初段をCR結合にしたら、特性が良くなるのか浮かんで、今日は1日実験に費やした。
プレートチョークでやっても、抵抗負荷でも1段目はフラットが得られたが、2段目を通すと上記の図の様になる。
どうにかして左右を持ち上げられるかやったが、上を持ち上げると低い方が減衰して、低い方を持ち上げると高い方が下がってと、なんとも塩梅悪かった。
バランスの良い所で、真ん中を潰すと今度はゲインが足らない感じになる。
どの場所の時定数を触っても変化を起こす。
トランス結合は、ただ組み立てたら良いということでは無い。
バランスが重要である事は良くわかる。
結局、フラットは無理難題であったが、聞いた感じは違和感ない程に仕上げたが、やはりカマボコである事には代わりはない。
そうそう、このお客さんは、“測定結果が全てではない”と言っていたから、その様に解釈して、これで一旦収めてみる事にする。
この高域の落ち方だと古いスピーカーは丁度ここにピークを付けているから、具合良く合うであろう。
そう考えると、流石WEは流石に凄いトランスを巻いていたんだなと思う。
莫大なコストで研究をしているだけあって、流石としか言いようがない。
ハムは3mVスピーカーへ出ている。
これはトランスから回り込みもあって、この並べ方が悪いとも言えるが、電磁シールドはして、これだから、どうにもこれは遠ざける他ないが、シャーシサイズ的にももう限界。
一旦上がり。
とは言っても、もうこれ以上ドンシャリには出来ないから、ドンシャリに持ち上げる場合は、コントロールアンプを作る他無さそうだ。
なぁまぁPCで送るなら、ドンシャリにEQをやってもらって解決するのかなとも思ったり。
聞いた感じは特に違和感はないけど。
低域は出過ぎな感じに思うくらいゆったり。高インピーダンスでフワリした感じ。かなり古典アンプらしい感。
555Wをフルレンジで鳴らしても良さそう。
私的にはP.Lが毎度の良い具合でボンヤリするだけで満足(笑)
2.5vタップが良い事が分かった。
相当暗いから、空気球にならなければ、切れる事は無いであろう。
昔は8vのP.Lを6.3vで燈すのが良くあるラジオのダイアルだった。これで切れているパターンは少ない。空気球になっているパターンはある。
教訓:全段トランス結合が研究コスト高い!
丸赤字でもう作りたくない
…いや、作れない(^ω^;;)