A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

よく見て使っているのに構造を説明できないもの

大きい物を作業するにも、家も部屋も小さいから、片付けをしないと開封するにも作業場所がなくて。

そんなで、場所の作るので暫し待って下さい。(^ω^;;)

 

f:id:A2laboratory:20240129161435j:image

その休憩中にパチパチと使っているライター。

これがカラになった。

お疲れ様。と捨ててしまうのは簡単であるが、これの構造を説明せよ。と言われると、“まぁ、こんなモンなんじゃないの”としか言えない。

この部分がどういう働きで…と突っ込んだ深い部分を知らずに、大凡の検討で言うのは出来るが、それはあまりにも無責任である。

…とは言いものの、“説明せよ”という事を要求された事もないし、おそらく今後も、その様な事を問われる事は無いと思う。

ライター屋でもないし(^^;;

f:id:A2laboratory:20240129161443j:image

まぁでも、捨てるならば、どんな構造なのか知っておきたく細部まで調べてみる事にした。

また、どの様な部品が使われているのかも知っておくには良い機会。

何か欲しい部品に近い物があったならば、使わない手はない。

 

まずは構造上、組み立ての最終部分であろう、着火部をバラす。

組み立ては爪が出た部品で構成されパチパチと組み立て出来る構造。合理的である。
f:id:A2laboratory:20240129161452j:image

ガスの充填が、どの行程で行われているのか検討が付かないが、少なからず、ボンベとチャンバーを組み立て、弁を付けた後に行われる事と思う。
f:id:A2laboratory:20240129161432j:image

気になっていた、白い筒の様な物は、パイプではなかった。

何故こんな長さが必要なのか分からなかったが、これはフィルターであって、更にガスを気化させる為の物であろう。

f:id:A2laboratory:20240129161426j:image
f:id:A2laboratory:20240129161423j:image

このフィルターを外してしまうと、生ガスが噴射し危険な状態になるかと推測する。
f:id:A2laboratory:20240129161429j:image

チャンバー部分と弁。

右の金属とガスケット、シールが挟まった丸板はガスの流量を調整している物で、白い筒をネジ込んで行くとこの板は潰れて流量が少なくなる。

この部分は僅かながらのチャンバーになっている。
f:id:A2laboratory:20240129161440j:image

弁自体はこの内側に入っていて底を押し出す形にバネが掛かっている。

これの真鍮パイプ部分を持ち上げる事で弁が開く。

テコの原理で真鍮パイプは持ち上げられる仕組みである。
f:id:A2laboratory:20240129161438j:image

弁部分。



f:id:A2laboratory:20240129161455j:image

次に着火の圧電素子である。

これの中身は以前から気にはなっていたが、解体したのは初めてかも知れない。
f:id:A2laboratory:20240129161446j:image

金属の底部分は外せず、折れてしまった。

ガラスの様な質感で、内部は鉛の様な金属が入っていた。これが圧電素子の素の部分なのかは分からない。

薄いパイプ状の絶縁をした2極が衝撃によって高電圧を出しているのは分かる。

このパイプ部分に圧電素子の素が施してある可能性は高いか。

 

クリスタルP.Uはピエゾやロッシェル塩やらあるが、これは何に当たるのか?

ガラスの様であるから、セラミックか。

 

 

終わりに

 

小さいパッキンは時計の防水パッキンに使えなくもなさそうである。

私のところでは時計用のパッキンを揃えているが、値段は程々する。

精度的には、ガス漏れを起こしては問題だから、防水的に見ても同等に思われる。

ただ、柔らかさは程遠い様な印象もある。

考える必要がある。

まぁまぁ、人は考える葦である。という様に…以下略。