A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

Decca のリボン 他

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Decca Kellyのクロスオーバーネットワーク。

これが正常なのか、またfを測って欲しいという依頼。

 

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Bass 16Ω
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Bass 8Ω
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Treble 16Ω
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Treble 8Ω

 

8Ω定格であるから、16Ωの場合には立ち上がりが見受けられた。

クロスは2.5kcらしい。

ウーファーにフィールドの古い物と合わせても程々鋭い音のする部分をカットして、上を補う様な形になる。

ただ、リボンはあまり音圧が高くないから、ウーファーが高能率であるとATTを挟む必要がありそう。

 

壊れている事もないから、測定レポートを付けて完了。

 

 


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次。

London Ribbon、Kellyのごちゃ混ぜから1ペアを作って欲しいという依頼。
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London ribbonのホーン欠品、クリアケースに収めた、ガラ職人製の物と思うが、ハンダがイマイチくっ付いていない。

トランスから出ている棊子麺のコイルを見たら分かるが、殆ど0Ωのリボンを駆動させる為に損失が少ない様にこの線を使っているが、これを線で延長しているのはナンセンスで、この線が直接的な損失になる。

長ければ長い程に大損失で、インピーダンスも上がるから、これをやるだけで音圧は小さくなる。

電線に強力なマグネットを貼り付けたら、リボンの代わりに電線が鳴るということ。

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オリジナルのリボンは腐っていないが、1.85kcでビビって別の音が出ていた。

リボンを修正して解決した。
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もし腐って切れていれば以前に作ったコピーのリボンもあるし作れるから、まだ長く使える。

このリボンは1発プレスでは上手くないから厄介であるが、数やると上達する。
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そんなで調整とで完成。