A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

Decca Ribbon 作る。

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続編。デッカ リボンD30Rのリボンを作る。

オリジナルのもう一本を見たが、僅か破れてはいるが、繋がっているもののやはり導通無し。
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バラすと1つだけ接触片が口が開いて、中が見られた。

中にあった振動箔の残は錆びて白く粉になり、原型が無かった。

導通のないのはこれの為であろう。

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1つづつプレスしないと伸びて形状が悪くなる上破れる。かなり時間と精密さを要する。疲れる(ーー;)

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仕上がった箔を新たに作った銅箔へハンダする。

より接触抵抗が減らせると思われ。

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組み立て。
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もう一本も。

こっちの方が仕上がり良くできた(笑)

ヌレは大事であるが、量あると上手くないから、薄く予備で塗って、押しながら温めて圧着する様にやって。
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良い一体化具合。
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干渉が無いかみる。良好。
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試験。OK。London Ribbonと同じ程の音圧が得られている。

低域が入るとかなりリボンが震えるから、4μFかのCで低域はカットしてやらないとリボンが伸びるかも分からない。

リボンはある程度引っ張りテンションを掛けているから、そう安易伸びる事は無いとは思う。

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試聴しながらビビりのない事を確認。

確認時間にペンを走らせた(笑)

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不作とが山になった(^ω^;;)

 

これにて完成。