A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

555 組み立て

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ボビンの外れがまだあった。

触った事があるのか、引込線の部分にも1枚貼ってあった様であるが、剥がしたらしい。

という事は、VCの修繕をした事があるのだろうか。
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組み立て試聴。

ビビりは調整して無いが、ピアノの音に、違う音が出ている。

ピアノの“ピーン”という音に、後ろに“ファー”が付いてくる。

これはボビンかダイアフラムに問題のある音。

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再度バラす。
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ダイアフラムの錆が原因かも知れないから落として錆止に薄く塗って仕上げて。


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それでも症状は改善が薄く、特定の笛の音にもザワつきがあって耳につく。

初めて聞くソースならば、こんな物かと思ってしまう程度かも知れないが、ヘッドフォンで聞いてもこんな音ではない。

比べると明らかに違う音を含んでいる。

そんなで、口金とイコライザを外した。f:id:A2laboratory:20231229234123j:image

案の定、白く錆が出ていて、ダイアフラムも大分屑が乗った状態であった。
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出来ればダイアフラムも一旦外して、フレームもダイアフラムも清掃したいが、ピタリくっ付いてしまって、外すのは危険であるから見える範囲で。

 

サビを落として組み立て調整したが、更に僅かにやはり違う音が出ていた。

非常に些細なことであるが、どうにかしたい。

色々考えて、出来る事をやってみている所である。