A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

15E

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外回りをした時に発見したドングリの様な可愛い送信管。

Eimacの送信管と言うと、大きいのを想像するが、こんなにも小さいのがあるらしい。それで有るだけ買ったのであるが…

会社に戻って測定すると、エミッションもgmも出ない。

gmが出始めたと思ったらガス管に。

6本中5本は不良判定であった。

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とりあえず、ゲッタが無いから、フィラメントを点火しガス吸着や活性化が進むのか実験。

元からフィラメント点火が暗い物は、エミッションがすら出ず、空気混入が大きくなっていると思われる。
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4時間程点火したが、特別変化は無く、Ipは流れなかった。

他の物へ変えて、今度は高圧を印加し、0バイアスでEp250で10mA弱流れるか実験。

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初めは青々ポポポとして電流計が跳ね上がったが、時間と共に落ち着きを取り戻す物が現れた。

Ipは7mAである。

これはもしかすると使えるかも知れない。

暫し通電して様子見してみる。