A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

597A

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音が出ない594Aを預かった。

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ダイアフラムからボイスコイル外れとコイル断。
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端子ネジが合わなかったか、切れている側の頭は削ってあった。


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生きている側を綺麗に外して一方をの端を見つける。
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クッションの下に帯のアルミコイルが巻いてあるから僅か捲って、端探し。

少し出して継ぎ足す。
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末端合わせを近々多くやっているから早く上手く行く様になった(笑)

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タンノイ方式に横出しにして定着待ち。
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ギャップと歪み確認。

トゥイーターは殆ど動かないからギャップ干渉は殆ど気付かないと思う。

ただ、音圧が一番上がる部分が中央が出ている。

ps: …それで良いと思っていたが、調整すると思った以上に変化が大きかった。超高域用とは違った。

 

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ボイスコイルとダイアフラムを接着する。f:id:A2laboratory:20231211193903j:image

定着待ち。
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24時間以上おいて定着の様子見。
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OK組み立てる。
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歪みをもう一度見ておいてダイアフラム自体の固定位置調整。

枠で最終調整する。

位置によってタンノイと同じく回転する様な音が出て、ピントがグッと寄った時に一番スッキリした音になる。突き刺さる鋭い音。

VCタッチは論外で音が小さくなる。
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1kcから出ている様であるが、3kc付近にピークが来ているらしく癖を感じる。

3kcより上を担当させた方が良さそうだ。専ら普通はそうさせるのかな?

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これにて仕上がり。