A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ヒゲ交換

随分前のオリエントのヒゲ破損の続き。

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9月の末だったかに注文した分が、税関検査(?)で不合格で、戻されてしまう。

2度目もやはり同じ扱いになった。

3度目は異様に早く届いた。

どういう事なんだろうか?法に触れる様な危険物でもないのに、何に違反したって言うのか、聞きたい所である。

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早々ではあるが、欲しい部分取りする。

テンワは大き過ぎて合わなかったから、ヒゲだけ抜き出す。
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ヒゲ持ちは合うかと思ったが、サイズ違い。

楔を抜いてヒゲだけ交換に。
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ヒゲを直す方法として、加熱方法があるらしい。

何処まで有効なのか?

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新しい方は、そもそも巻きが逆だった。

やはり楔を抜いて逆向きにしないと使えない。f:id:A2laboratory:20231102225618j:image
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万年筆の線よりも細い楔。
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天真に径がこれも合わず、切り込みを入れて合わせる。

これも慎重にヒゲを損傷しない様に真鍮に割を入れる。
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良い。
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楔は小さ過ぎて入らず。

それで新しい楔にとペーパーで銅線を磨いて詰めてみたが、上手くいかない。
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宜しくない方法と分かってはいるが、もうここ迄で自身の疲労度合いが最大。

乗せて動かなければ窓から投げ捨てたいレベル。
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動いた。
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それも束の間。

表に向けると止まる。

裏にすると動き出す。

 

疲労ピークがその前に来ていたらしい。

テンワを逆さに入れてしまっていたのだ。

それで表にした時にヒゲ持ち、ヒゲ受けに干渉してしまうのである。

テンワは写真の逆向き、即ち、上に凹凸が出ていなければならない。

 

これを試練に、オーナーに返すか、私がやるか。

今日はもう自分は触らない方が良い状態(^ω^;;)