A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

気に入るトランス

UX-50pp用の1:3と1:3pp等々誂えを頼んで上がって来たが、聞いた瞬間にナローな事を感じる。

それに慣れると分からなくなるが、瞬間に感じた事は強ち外れていない。

料理、特にソースは老舗レストランの料理番が言っていたが、これに決めたと定めて、味見は一度だけに限る。だそう。

2度目はもう前の味に慣れてしまっていて、全く別の路線に入って、迷路になるそうだ。

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裸特性

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負荷与える。

窪みが出来るが、不思議とハイが上がるが、静電的に通っている様で、線に触れる、触れないで変化を起こすから、安定では無い。

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4kcから降下が始まり-20dB落ちているから、シャリっとはしない。

SP盤を聞くならば、250c/sEQで此の儘P.Uを入れると、具合良くデコードカーブになって、聴き易くなりそうである。

専ら古いソースを聞くと言う事であるが、1930年代でも10kcはあるから、やはりもう少し良くしてWide-Rangeにしたい。

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そこで、まず簡単な方法に、ギャップレスにする。

これはバラして組み直せば良い。

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裸特性

より悪くなった。
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負荷試験1
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負荷試験2

かなりの大きな負荷を与えると揃ってくるが、1:3は崩れる。


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実験2

重ね巻きをインターリーブ、サンドイッチに変更してみる。

一旦全ての線を巻き取って、新たに巻く。

少し太い線で、ステレオでは足りないが、モノーラルでは都合よさそうな長さの古い線を利用する。
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2次は、1次に太いのを巻いたから、逆に細いのを3倍1/2で巻く。
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ギャップの有無でも確認出来る様にEI合わせにした。
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ギャップレス 裸特性

なるほど。4kcに窪みがあるが、-10dB程。

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負荷あり

スコブル改善はないが、ハイの出ていない感じは少し改善があると思われる。

増幅に挟んで実験してみる。