A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ミケン

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ミケンのアニマルシリーズ。お土産物向けらしい。

ブリキの玩具と近い具合。

3枚の子ハゼの内、2つが既に破断、残った1つでどうにか動いていたが、これが最大値のトルクに耐えられる訳なく、1時間と動かないが僅か巻いた程度だったら動く。と前の段階でなっていたが、最大迄巻かれていて。
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案の定のコハゼ潜り込みを起こしている。
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鋼…かなぁ。もしかすると単なる鉄かも知れない。かなりもう柔らかいから、戻すと折れるかなと思ったが…
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戻った。

戻ったが、もうバネが効かない。巻けてもコハゼが効かないからトルクを維持できない。

 

鍵も舐めていて、叩いてみたが、やはり単に鉄。

柔らかくなってしまう一方で。

 

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バラしてみると、羽根は錆が出ていないから、ステンかな?

 

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ステン加工は硬いし極めて面倒。

抜き型があれば話は別だが、そんな物もない。

色々考えて一旦、カシメを外して、折れた根本を少し千切って、もう一度子ハゼになるか試した。

かなりキツイが、止まりそうだ。

長い意味は巻きのトルクを軽くする為であろう。

短いと真鍮を滑る時にバネで滑り難い。

考えてはあるものだが、これが製造している時だとユニット交換であろうな。

 

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鍵が半分舐めているのは、多くを巻かない様にする為かも分からないが、代わりの鍵を仕入れてきたが、最小でも径は合わなかった。

シャフト径を見たら2mmだった。初っ端に確かめておくべくだった。

EUのでもUSでも大きい方は何でも合う鍵だから、自分が使えば良い。まぁ良い。

 

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カシメて組み戻し。少し馴染むと巻き易くなった。

巻き易くなるという事はバネっ気が薄くなっている事を意味しているかも知れないが、暫くは回せそうだ。50回持つか分からないが、千切れた部分よりか短いから耐久としては長いよりか大きいはず。

動かさないでおけば維持出来るであろうが、使うとなると早い段階で壊れるのは分かるから、次回はニコイチかバネ座を作るか…どちらの方が安上がりだろうか。

ニコイチと言っても、デッドストックをバラすか、乗せ替えが良いのは言うまでもなく。使い込まれていれば、同じ場所が破断しているであろう。

新規に作るとすれば、抜きか、今だとレーザー加工屋へCad図を持っていけば抜けるだろう。

15x15のSus抜き、幾ら取られるのやら?全く分からない。

 

 

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現場動作はしている。