A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2023/10/28

今日は店番を任されていたから早出社。

いや、これは普通一世間では一般的な事であるが(^^;; (それでも社長出勤レベル。

初っ端から店に掛かってきた長ーい電話に時間取られて。

1時間話していたが、数日後に店に来るとあれば、買いもしない在庫数確認なんて不要であろうに。

後で聞いたら、長電話困ったさんリスト入りしていた。だろうな。

今日は人出が割とあったが、売れ行きはボチボチか。

困ったお客(?)が来なかっただけ気が楽。

 

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午後に交代で外回り。

シオヤは来週月曜に本当に最終との事。

…どうかなぁ(笑)

いや、所場代もあるだろうし、最終と思われる。
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ここ迄来て売れ残っていたのは意外にもフィルムコン。

16v、35v辺りの電解コンも残っていたが、それも少ない方かな。

球の機器を作るならば、重宝する部材が残ったのは意外だったが、作り手も少ないのであろうなぁ。そう思う今のご時世。

専ら、トランスが高い!というお客の声があるとの事で、確かに今一番高価なのはトランスかも知れない。

ステレオでレスにしたって最低2個、素人工作で作るとあれば、初っ端からレスは危険を伴うから、電源トランスを入れると3個。

ハムを取るのに豪華にチョーク…と増やせば、確かに高く付く。

若い世代の後継としても、今から始めるのはなかなか酷な話かと思う。

まぁまぁ元々高価な嗜み、嗜好品であって、飽和して有り余りを捨て値で売っていた時代では無くなった。

今2万円そこそこで自作出来る時代でもなかなか難しくなったし、完成の製品で安いのは、何かオカシイと思って良さそうだ。

古い在庫やら屑を集めて作っていると思って買う分には申し分ないとは思う。

良い物に当たれば、それはそれで良いだけの話である。
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シオヤ無線の片付けで出てきた灰皿。

Expo85。筑波でやっていたらしい。知らなかった。
Expoと聞くと70を私は思う。

“無精向け人間洗濯機”を思い浮かべる。

勿論私は生まれていないから現場を知らない。85も。


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店先に転がっていた、A-B Standard Radiofabrikの5 s/1。

807のスウェーデン軍事用の球らしい。

プレートは煤けて黒々していて、蝋燭で炙ったかの様に綺麗。

舟が付いているから、製造は古そうに見受けられるが、1944と書かれていた。

物凄く古いという訳ではないが、チェックは1961とあるから、保守で保管されていた物の様に思う。

音が良いか悪いかは別段気にしないが、耐久は良さそうに見受けられる。AFでは楽な動作であろう。807にしてみれば。