A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2023/10/12

客先さんと暫しの打ち合わせ。

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こんな感じかなという想定図。

まだフィラメントトランスが手元に無いから、2層目のサイズ感と配置が分からないが、決まっている様な具合であるから、その中でパズルを最終的にやる事になる。

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下は支給の大きいP.Tと背丈食うHV-972、リレー、メーターを置く。

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2層目に平滑のコンデンサ2つ、フィラメントトランスが乗っかる。HV-972の熱が気になる近さではあるが、定格の半分も使わないし、周囲温度は70℃にもならないと思う。

それよりも6336Aの方が恐らく熱くなりそうだ。

 

回路構成自体はHPのエッセンスを貰って構成した、0-300Vの可変域があるタイプ。

電圧低く電流を流した場合に、ドロップはレギュレータの球が消費する。

抵抗と同じであるが、やはりこれに強そうなので言えば、6C33C、6336A、その辺りと思う。

プレートの分厚さが肉厚でゴツい。

相当熱くしても耐久力がありそうな雰囲気である。

HPは6L6を何本も並べて使う方式であるが、6336Aの双極で用が足りるであろう。

 

アンプの試作向けの電源としてでも、全く良い様な高級な仕様である。

安定性は程々良いと思う。

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定電圧放電管を各所にバラバラよ使う設計であったが、-Cを使うことも無く不要であるから省いていくと、VR150をシリースに入れて300Vを得て、その中間から制御の球の基準にとやっていて、またその更に2段目の検知用の基準電圧を別から引いていた。Fig1参照。

 

結局の所、同じ回線内であるから、Fig2の如く3段に重ねてやれば、やろうとしている事に変化はなく、抵抗の1本をケチる事が出来る。

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こんな具合に纏めて行って計算上では上手く行く予定であるが、実際はどうかな。

調整範囲内に収まるであろうか。やってみなければ分からないが、バラック実験はしなくても、何か大丈夫そうな不思議な自信があって、そういう時に限って危険そうな雰囲気もあるが、先にシャーシを加工して組み立ててしまう予定。

後で具合が悪ければカットアンドトライ。

少しC&Tをやるには不便なシャーシデザインかも知れないが、まぁ何とか期限内で仕上がるであろう。

まぁまぁ、直流電圧をコントロールするパネルですからね(^^;;

音が出るわけでないし、基礎基本の事であります。