A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ノイマンのフォノイコライザを考える

ノイマンのコピーが上手く行かないか、暫し前から取り組んでいたが、問題点のStabilit1.5/10である。

Z1…と表記があるから、ツェナーのZであろうとは思われるが、そんな都合の良い素子が無い。

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でもって、ツェナーは案外ノイズを出す素子でもある…

まぁまぁ、それは置いといて、海外のコピーを販売している所では、ここへ代わりに1.5Vの電池を入れている様である。

電流は極めて少ないから、消耗は殆ど無いであろうが、-C電池はちょっと手間だな…

色々考えて、実験してみた所、都合の良い塩梅で動作し、代わりになる素子を見つけた。

これで一旦、コピーを組んでみようと動き出した。
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デザインはコピーというだけあって、オリジナルの様に4Uにいれたら如何かなと。

オリジナルは3Uと思うが、余裕を持って…

 

次なる問題は球だ。

EF804S、E80CC。

これらが今でも当時価格を維持している様な具合である。

当時の貨幣レートと今を考えると安いかも知れないが、そう迄しなくとも、似た塩梅の球は幾らでもあるだろうし、有り余りを実験で使う方が良いかなと。

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互換の表記が出回っていないが、調べると似たのは幾つかピックアップできた。