NHKスペシャル、関東大震災の特集の中で、見覚えのある1カットを発見。
神田須田町交差点の電氣時計だ。
それもまだ焼けていない時の鮮明な顔である。
へぇ、こんなデザインだったのかという事が分かっただけでも満足であったが、調べたくなる性(^^;;
カラー化しているけれども、ミドリだったのかなぁ?多分黒でないかな。
ps:絵葉書を見たら薄ら緑で着色されていた。
このフォントからすると、阿部式電氣時計かな?とも思ったが、指針のデザインが鋭く尖っているから違うみたい。
マツダかな?とも思ったが6も9も巻きが浅い。4の出方も浅いから違う様。
シンクロンかなとも思ったが、マツダと同じだった。
沖電氣は一番似ているものの、7が癖ありのフォントだった。
そうなると阿部式なのだろうか。
5の上部分の出っ張り感、8の中が丸2つなのもかなり似ている様に見えてくる。
映像から分かる様に、こうなったのは揺れが直接の原因で倒れて潰れた訳でもはなく、後の火災で焼け落ちたらしいという事。
指針の止め方も指針の錘もそれっぽい。
ただし短針の頭が落とされておらず。
デザインがスペードであるのも珍しいが、三の丸庁舎にあるのはスペードだから、様々なタイプを作っていた事には間違えなさそう。
何より、電線を頭から生やすやり方が、何よりそれらしい。
但し、ズレた際の時間合わせ用のジャックは見当たらないから、頭の端子に直接繋いで合わせる仕掛けかも知れない。
防水仕様のデザインなのだとは思う。
焼けてなかったら、恐らく相当レアーな部類。