ATOの電気時計、続き。
金無垢の接触子に付着する黒い物質は、削れた金属粉なのか分からないが、それを拭うと一時的には接触が良くなる。
僅かに撫でる程度しか接触子は触れないから、バネ板のテンションを強くすると、しばし効率良く接続される。
ただ、ジリジリとノイズも多く、信号から得るトリガが不安定になるから、少し考え、外部トリガを入れてやれば良い事に辿り着く。
効率良く観測する為に、メトロノームの信号をiPhoneで出してトリガとしたら具合が良かった。
テンポ120で揃うから、時計は7200振動で動いている事に間違えない。
Time/divはバリアブルだから何ms、引き寄せコイルが接続になっているか、定かではないが、周期が早いから半サイクルづつに等しい様な気もする。
振り子が短い場合には、あまり重い振り玉には出来ない様である。
§
昔の電気時計に水銀スイッチを使った物があると本にあったが、メトロノームにも、水銀スイッチを使った発振器が初期に頃にある。
今時代において、水銀を使うのは頂けないであろうが、封入した水銀スイッチであれば、酸化もしないし、半永久的であろう素子になる事は間違えない。