A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2023/01/15

出張修理に出ていて特に進展なし。

 

ATOの電気時計は止まるのが続出。
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どうにも動き続けられなくなっていて、オシロスコープで見ているよりも、電源を繋いで電流計で見ていた方が、近場で観察できるから良いかと思ってやってみた。

これの方が良さそう。
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この機体は金の接触子部分が取られていたと思った。

それで具合が悪いのかな…
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一度全バラにして、部品観察。

金の接触板は無くなっていたが、金の先端のホゾも無い?

それに長さが足らない。

まさかと思って、ホゾを抜くと、逆さに組み立てられていた。

これじゃぁ金の接触子部分を使わない事になって意味がない。

良く動いていたな…(^ω^;;)
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今度は金の接触子部分が頭を出した。

この上にテンションを掛けたバネ板で押して導通させる。
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組み立て、また再試験。

ホゾが逆だったからと言って、改善があった訳ではなかった。

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コイルへ近付く時に導通、この導通時間が長ければ、引き寄せの勢いも大きくなる。

しかしながら、この導通時間が短い。

従って、僅かの引き寄せである為に、非常に止まり易い。

シーソースイッチの部分の導通接触時間が長くなる様に、ハンダを盛って錘として、当たりが長くするも、微妙である。

また、過度にやると導通しっ放しで、振り子がコイルから抜ける時にも導通していて、自らを急停止させてしまう。

非常にシビアである…