A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

Chalsea clock ヒゲゼンマイ 修正

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機械を洗うのに溶剤を使っていて、乾きも速いし古い油もよく溶けるから有り難く使っているのだけれども、手袋に穴が空いているのに気付かず溶剤に手を浸したと同じ状態にしちゃって。

今回が初めてではなくて何度もやっているのだけれども、お風呂に入ったら凄まじい痛み(^ω^;;)

ジンジンと火傷っぽい感じ。

zippoオイルがポケットで漏れた時も腿が痛くなったけど、あれと同じですな。

いやぁ気を付けないと。

 

§ 

 

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チェルシーのその後。
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Fast最大でも-5分出るから再度分解。
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寝かすと勢いが弱くなり止まる原因も探る事にする。

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ヒゲ持ちの部分で杭止めかと思ったが、綺麗にカシまっている様で、抜くのが危険そう。長さ調整は難しい。

折ると作り直しになるタイプかな。
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ヒゲゼンマイで調整が不可となれば、テンワのチラネジで調整する他無いから、4箇所飛び出たチラネジを各1周締め込んで様子見する事にした。

飛び出ていれば、遠心力で遅くなり、内側へ寄せれば早くなる筈である。

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そういえば…と思って棚を見たら技術書を持っていた。

チラネジでは-20〜+25秒程度の変化しかない様である。

オリジナルは問題無かった筈だから、遅れる原因が他にあると考えたが方が良いか…

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とりあえず、寝かすと止まる原因を探り、良く観察すると、ヒゲゼンマイがフルフルと振動している事が分かった。

従って、何処かと干渉しているという事になる。

調べるとテンワとヒゲが触っていて、傷の様な跡もあるから、長い事擦れ合っていた可能性がある。

ガタの原因と傾いていた原因はヒゲの傾き癖かな?


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片方持ち上げると、もう片方は下がるから注意しながら平均に持ち上げ修正。
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干渉していない事を確認し、振動を与えると勢い良く振り出した。

これが正常であろう。
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立てた状態でも問題なく同じ状態である。

 

https://www.instagram.com/reel/Cma5DcqB9ya

スローで見ると180°出ているから元気良い。

 

これで歩度が改善されたとは思えないが、一旦また様子見。