A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

SL1 仕上げる

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思った以上にB電圧は上がらず、平滑1段目で330vだった。

チョークを多量に巻いたから、これのDCRも大きいからドロップが大きくなってしまって。

リーク抵抗で更に捨てていた分を定電圧放電管で捨てる事にして、コネクタを外して通電した際に、充電が其の儘になると良くないからこれの放電用に高抵抗に変更。

オリジナルではmk2でも放電用のリーク抵抗はなく、単体で通電してしまうと何時迄も充電した儘で、プラグを繋ぐと、バチンと嫌な音がする。

良い設計とは言えそうにない。
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各所を確認すると、線を触るとハムが出るし、線を弾くと、線が揺れる音がして。

何だろ何だろと探して、酷いミスをした事が判明。

端子のハンダを忘れていたのである。

ハイメグ抵抗のRgはあるが、遊んだ線はそんなにも電氣ギターの弦の様な交換が得られるらしい。

面白い(?)発見をしたが、酷いミスには変わりないが、また1つ勉強になった。
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各所をみると、カソード電圧が70v出ているのが正常の場所が6vと低い。

また、テストリードを当てると凄まじいバリバリと音がする。

どうやら6922が不良らしい。

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テスターでは不思議と合格を示すが、何処かショートを起こしているのか、良くなったり悪くなったりして、Popノイズが酷いが、通電の直後だけだから、常に異常性は感じることは出来ないが、左右でゲインが大幅に異なるから、これは異常に感じる。

バランスVRでどうにか出来るレベルの話ではない。

これは明日会社で新しいのを買ってきて交換して対処したら良い。

FETを使わない古典的な様式の場合は、異常があっても、動作バランスが崩れても壊れ難いと言えるかと思われる。