一般人に売り難い変なの下さい。そう頼んで出てきた代物。
箱トランスで、線はブツ切り。タップが何か不明。DENONの旧ロゴだから、1950年代かな。
TR26…ググっても出てこない。
古くはテレコの走行ユニット、メカニカルポートを作っていたから、それの電源かなと思ったが、どうかな。
線もまぁまぁ残っているし、継ぎ合わせたら使えるかなと。
ケースをバラすと、3重になっていて、どうやらリーケージが結構大きいみたい。
巻き数減らすのに、パーマロイコアかも知れない。
更にケースを剥ぐと、なんだ有難い。端子が出ていた。
巻き階層からして1次はすぐに判断が付く。
100V入力はDCR1.6Ω。Lux並みに巻いていない。
戦前の珪素鋼板のは5Ωも巻いてある。
試しに通電すると無負荷100mAオーバー。
ケースも振動している。やはりリーケージが推測通り大きい。
う〜ん、あんまり良い感じではないが、使えない事もない。ケースに収まっているし。
タップは5V、6.3V、350V X2、1V、2V、3V、16V というもの。
モニタ用のアンプユニットかな。1V刻みで3タップ出ているのがよく分からないけれども、-Cかな?
だとすると、結構大きい球が終段に来そうだ。
電線径推測だと、3Aかなと思ったが、3A負荷でも5Vを上回っていたから、もっと負荷を増やして大丈夫らしい。
試しに6A取って5.0Vになったから、5Z3パラでも良いらしい。
そうなると、AB2のアンプっぽい。
Bは400mA位は取れるのではないかな。依線引き出しになっているから、電線径が不明であるけれども。
そうなると6.3Vも同じ様な径だから、6A位は平気そうである。
16Vの方も結構太いのが入っているから、これも3A位いけるのではないかな。
整流して12Vフィラメント送りにしていたとすると、テレコの再生回路兼かな?
それともソレノイドを動かす為かな?
分からないけれど、割と大きいのが組めそう。