会社のガラ箱にあった、ウランガラスらしき色合いの球の残骸。
社長曰く、国産のUZ-42ではないかとの事だが、まぁまぁ確かに、UZのソケットで太袴。
5極でフィラメントの太さも似ている。
ただしかし、42のプレートにしてはフィンの様な突起物が2つあるのが気になりどころである。プレートは焼いたのか、それとも空気が入って変色したのか、青焼した様な模様が現れている。
まぁまぁ、それは一先ず置いといて、本題のウランガラスなのかであるが、ブラックライトを当ててみたが、全くもって反応が無かった。
ウランガラスの入った球は緑に反応する。
それと比べてみても、かなり似た色合いであるが、ウランガラス風の色付けというだけだった。
もし42だとしても、社長も言っていたが、そんな球にウランを使わないだろう(笑)という事。
送信管の、それも電極引き出しのステム部分に少し使う程度で、ガラス全面がウランというのは、定めし存在しないのではないか。という見解に至る。
それでもウランガラス風の色付けの球というのは見た事がない。
割れてない同じ状態の物があれば、是非とも見てみたかったが、詳細は不明である。
戦前、戦時中のマツダの球が、ソーダガラスの青々した、ラムネ瓶みたいな色のはあるが、それの同系列なのかな。
そういえば、ラムネ瓶と書いていて、ラムネ瓶が緑色だった様な記憶もある。
小さい頃は、深めの緑色だった様な気が。何かゴツイ感じで、中身の割に瓶の方が重かった様な記憶。単に自分が小さかったからかも知れないが…?
近年、出店で見かけるのは青瓶、もしくはプラボトルかな。
あの緑色の瓶の記憶は何だったのか。