A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

A3042

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865のドライブはA2級迄振るのに出来るだけ大きな信号に耐えられて、尚且つ低く取り出したい。

バッファであるから、UZ-42でも良いのであるが、42は今になって希少になっていて。

代わりに6AR5か6AQ5でも良いが、よくよく考えて、PPで10数W出るのに、865がそれより大きい出力が出ない可能性が高くて、非常に無意味であって勿体無いから、別の5W程度しか出ない様な球で、それを上回る出力を得るのに適当な物が良いなとガラ箱を探した。

そうしたら6AS5が出て来て、これは1w程度出るかという球らしいが、Ep150と低い。

ドライブにするには程々かと思ったが、細いし6AQ5と同じデザインであまり面白くない。

他にドライブに良い球はゴロゴロあるが、数が足りないから却下。

それで、もっと探してGECのA3042を見つけた。

そもそも4本無いと話にならないが、これは4本あった。


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それで、早速実験をすべくデータシートを探したが無い。

仕方ないから、手探りでやるしかない。

ピンアサインも分からないから、見て書き出したのである。

 

しかしまぁ、困った事に、Ipが流れない。

カットオフ状態である。

g1に+1.25Vを加えてやっと5mA流れた。

流石パルス変調用だな。とクズ行きにするか整流管かと思って一旦外した時に、それは分かった。

SGのピンが違う。

g3に高圧を印加していて、これではカットオフでも訳ないのである。

完全なる私のミス。

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結局、6AQ5並に電流は流れるから、大凡同程度であろうと推測。

パルスの球は頑丈ではあるが、常時の電流を流しておく使い方は苦手かも知れない。

そういった意味で、6AQ5よりも出力は大きそうであるが、AFでは無理は出来なさそうに思う。

 

私のミスでクズだと思って申し訳ないから、ドライブにはこれを使う事にして活用する…